01転生
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Y(バルド スカイ)の世界により持病1は電脳性自我境界線喪失症(Cybernetics Ego Boundary Disorder/CEBD)へと変化しました。樹形図の設計者はブレインチップへと変化しました。リベル・レギスがエセルドレーダのシュミクラムに変化しました。魔力無限が精神力無限に変化しました。全ての項目が決定されましたので転生を開始します】
BALDR SKY(バルド スカイ)は、戯画から発売された18禁サイバーパンクアクションアドベンチャーゲームで、世界が大戦により世界の半分近くが住めなくなった世界だ。そして、このバルドスカイの世界は現実と仮想世界が存在している。そう、VRMMOの世界みたいな物だ。ただ、デス・ゲームだが。そして、ファンタジーは存在せず、人はプログラムによって通常の電子体を鋼鉄のロボットに組み替えて争っている。
電子体は現実の姿と常にリンクしているネット上における身体のことだ。AIが人を観測して作成するものであるため、基本的には複製も偽造も出来ない。つまり、姿や名前を詐称することは出来ないのだ。
この世界でのAIは自己進化するバイオチップの塊である有機AIと、アルゴリズムによって問題の解決を行う無限のライブラリを持つスパコンである機械的AIに大別され、感覚質の有無が大きな違いとなっている。クオリアを持ち閃くことができる真の知性を持った有機AIが主流となっており、とくに断らない限りAIとは有機AIを表す事になっている。そして、仮想空間はAIによって制御されており、人に合わせたロジックでの運用を行っている。つまるところ、仮想空間の神だ。
基本的なバルドスカイについての知識を思い出したのだが、問題は……この世界では非常に命が軽いのだ。仮想世界で死ねばフラット・ライン(脳死)となって死亡する。シュミクラムを破壊されても高確率でこうなる。そして、テロリストやカルト教団なども存在し、自衛できないと恐怖でしかない。
幸い、樹形図の設計者でどうにかなるだろう。そして、もう一つの問題がある。それは電脳症。これは幻覚を見たり、人の思考やデータを読み取ったり、自分の思考が他人に伝わってしまったりと、その症状は個人により差異があるが、どれも仮想空間において、通常起こり得ない様々な症状を引き起こす謎の多い不治の病だ。俺はこれにかかったようだ。そして、狂って死に絶える。だが、本来は対策は存在しなかったのだが、バルドスカイゼロによってその対策が存在しているのがわかっている。それがあるのは東南アジア州と呼ばれる現実と仮想の双方で隔離された州……通称SAS。ここに存在するガラテクでどうにかなるのは判明しているのだ。なら樹形図の設計者で俺も同じ事を自身に施せば問題無い。だが、先ずはプログラミングの技術
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