暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十六話 アルマゲドン!!
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二人の横で、セインが呟いた言葉に、メガーヌが流石に苦笑しながら答える。

「まー、収束砲(ブレイカー)同士が激突すればねぇ……」
正直に言わせていただきたい。
管理局は過去の戦争で使われた質量兵器が危険であると言う理由から主戦力を魔法に切り替えたそうだが、いくら人数が限られていて、[非殺傷設定]と言う仕組みが不明の設定が出来るとは言え、都市区画丸ごと一つを(しかもあくまで制限付きで)吹き飛ばせる破壊力を、個人に持たせておくと言うのはどうなのだ?正直場合によっては質量兵器よりも危険な気がするのは気のせいだろうか?と言うか、崩れた瓦礫だけで十分に人を殺せるぞ。オイ何処へ行く、戻ってこい非殺傷設定。

「さて、みんなは……?」
と、此処でメガーヌが全員の状態を確認しようとモニターを開いた。

それでは、破壊の光が起こした結果を見てみるとしよう。

フェイト LIFE 0 [SLB直前にエリオの一撃にて撃墜]
エリオ LIFE 0 [SLB-PS直撃により、撃墜]
青組、赤組其々のGW前衛の二人は撃墜である。ちなみにフェイトハ最早体の前面のジャケットが完全に破けており、見ようによってはエリオがひん剥いたようにも──失礼。モニターが爆発した。

さて、別の場所ではなのはが半泣きで地面にペタンと座り込んでいた。

「あ〜ん!や〜ら〜れ〜たぁ〜!」

なのは LIFE 0 [SLB-PSを相殺しきれず、撃墜]
バリアジャケットはかなり破損しているが、特に問題はなさそうである。
と言うか直前まであの凶悪な砲撃を撃っていた彼女が半泣きだと、何と言うか、物凄くギャップを感じる。無論可愛らしいと言えばそうなのだが、見ようによってはあざといとも──失礼。モニターが消し飛んだ。

さて、対してもう赤組のCG事ティアナはと言うと……

「……な」
ティアナ DAMAGE 2390 LIFE 110

「何とか生き残った……」
生き残っていた。
この結果は、双方のSLBの性質が出たともいえよう。
なのはの放ったSLB-MRは、《マルチレイド》……つまり、ブラスターモード時に展開されるブラスタービットによって弾頭を分割し、目標を個々にロックオンする事で確実に敵戦力を一人一人殲滅するタイプの発射形態である。
対して、ティアナのSLB-PSは、砲撃の威力が一点から周囲に対して拡散するタイプの砲撃である。
ちなみにティアナはこれを放つために一度赤組の前衛メンバーに戦闘を行いつつ就寝に気に集めるよう指示を出しており、威力の集中率がティアナの方が高かったため、ブラスターモードで威力を底上げしているとはいえ、弾頭分割によって個々の弾頭の威力が下がったなのはのSLBでは、ティアナの破壊力を相殺しきれなかったのだ。

今回ばかりは、事前
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