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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十六話 アルマゲドン!!
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な」
「っ……」
ライノの声がして、アインハルトは何とかその場で起き上がる。が、ダメージが大きすぎて構えが取れない。
「今みたいに、相手の死角を突くってのも出来る」
「……引き付けた、物体で……」
言われて、アインハルトは理解した。つまり自分を地面に引き付けたように、周囲の物体を引き付けて死角を付いたのだろう。しかし一体いつ彼は自分の後ろの物体に魔力を……そう考えて、先程旋衝破を使った時を思い出す。
あの時自分を外れた、二発の直射弾……
「……あの時、ですか」
「お、多分ご明察。お前さんと普通にやり合うと面倒そうだったんでな?さて……」
と、そんな事を話していると、不意に遠くで、桃色の閃光が爆発するような光を放った。あれは……
と、ライノが苦笑気味に笑って呟く。
「おぉ、派手にやってんなぁ……さて、ルーお嬢もそろそろ動くかね?そうなるとまぁ……そろそろお前も退場しとくかい?」
「くっ……」
唇を噛んで、何とかこの状況を打開する策導き出そうとを頭の中で思考を巡らせるが、思いつかない。が、どうやら運は彼女に味方したようで……
『前衛二人!よくやったわ!』
「っ!」
不意に、ティアナからの念話が届く。そう、赤組のCGであるティアナは別に、クラナやアインハルトが事実上の格上相手に全力戦闘を展開していた間、遊んでいた訳ではない。
現に今、ティアナの周囲には数えるのもばかばかしくなるほどの数。大量のスフィアが展開されていた。
「行くわよ……!クロスファイア・フルバーストッ!!!」
全てのスフィアから、一斉にティアナの得意技である貫通力に優れた徹甲狙撃弾が発射される。なのはにして、自分以上撃たせれば自らも無事では済まぬの言わしめたそれが、まるで雨の如く戦闘エリア全域に居る相手チームの下へと降り注ぐ。
当然戦闘エリア内に居る前衛達もまたベテランである。遠距離からの射撃に直撃を受けるほどへまも踏まないが……
「わわっ!とっ、とっ……!」
「うわっとぉ!」
スバル DAMAGE 200 LIFE 1950
エリオ DAMAGE 300 LIFE 1800
流石に全弾一発も喰らわず回避とは行かず、掠めた弾丸がLIFEを削るん。と、そんな中……
「ギィヤァァァァァっ!!!?」
ライノの下へは、何故か他と比べて明らかに量の多い弾丸がピンポイントで降り注いでいた。
「ちょっ、まっ!?て、ティアナさん何で俺、だけっ!集中、砲火ぁ!!?」
その声が聞こえたわけでも無いだろうが、後方のルーテシアとティアナが同時に呟く。
「「アンタ(ライノ)は少し反省するべきね」」
あえて一個人として申し上げる。彼女達に同意である。
さて、そんな混乱の中アインハルトはと言うと……
「彼方より此方へ
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