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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十六話 アルマゲドン!!
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な圧力が彼女の体を圧迫し始める。
「……むんっ!」
「う……!」
アインハルト DAMAGE 100 LIFE 1860
ズシリ。とライノの一言と共に圧力が強さを増し、徐々にアインハルトの体が悲鳴を上げ始める。骨格が軋み、歪むような感覚に襲われる。
今アインハルトが受けている圧力は全身が地面に引き付けられている事に加え、ハルバードの重さに更にライノの筋力だ。重力を1Gとした世界上で本来受ける事がないはずの圧倒的な重さを支えるには、普段1Gの世界で暮らしているアインハルトでは筋力が足りない。
単純計算で今彼女に掛かっている負担が2Gだとしても、体を普段通りに動かすには通常の二倍の筋力が必要となるのだから。
「さて、このまま潰されてみるか?覇王っ娘?」
「……らぁっ!」
「おっ!?」
二ヤリと嫌味な笑みを浮かべたライノの顔を一瞬睨んで、アインハルトは自らを圧迫するハルバードを無理矢理横に弾き飛ばす。否、正確には弾き逸らす、と言ったところか……重すぎて返すのは不可能だった。
アインハルト DAMAGE 140 LIFE 1720
おかげでハルバードの威力を殺しきれず、アインハルトは一度後方に転がる。と……
「!」
突然、体が一気に軽くなった。即座に立ちあがり、その反動でバックステップ。再び距離をとる。
ライノは恐らく自身の居る周囲の極狭い範囲に限定してあの力場を張っていたのだろう。更に広く張られていれば離脱出来なかった筈である。しかし仮に距離をとっても、先程と同じか別の方法で遠距離攻撃が来る。
とにかく射撃系統に対処するため、アインハルトは掌に魔力を集める。顔を上げると、案の定ライノは自身の周りに黄色い魔力球を展開して……
「っ……!?」
アインハルト DAMAGE 600 LIFE 1120
突然、アインハルトの背中から強烈な衝撃が彼女を襲った。何か、自分よりも大きな巨大な質量が、自分に向かって衝突した感覚がして、遅れて全身を衝撃が駆け抜け、息が詰まる。と同時に……
「ほら、喰らっとけ」
[Photon Lancer]
「!」
ライノの周囲に展開されていた五つの光弾が一瞬で雷撃の槍へと変貌し……
「
射出
(
ファイア
)
!!」
彼女に後ろからぶち当たった何かごと、アインハルトに殺到した。
────
「…………」
茫然とした様子で、アインハルトは地面に仰向けに倒れ伏す。
アインハルト DAMAGE 1050 LIFE70
バリアジャケットはボロボロになり、所々彼女の肌は露出していたが、それ以上に受けたダメージの反動で動けなかった。
そして何より、こうなってもなお、先程何をされたのかが分からない。
「……物体を引き付ける。ってのは便利なもんで
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