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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十五話
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がわかりやすくなりがちなため、ロドスシルトにかわされてしまう。
「焦ったところでいいことはないぞ?騎士ならその一瞬一瞬に全力を注がなくてはな!」
「貴公も確か騎士であったな!相当の地位にいたのだろう?」
「ああ。最も祖国は滅び、生き残りは私とビスカイト副団長のみになってしまったがな!」
ロドスシルトはかつてビスカイトと同じ国で騎士として王室に仕えていたことがある。当時は王室親衛隊に所属していたというその戦闘能力は十分に高い。
「貴公の身に何が起こったかに興味はないな。悪いが私には時間がない。押し通らせてもらうぞロドスシルト!」
「ならば見せてもらおうかシグナム!烈火の騎士の全力とやらを!」
そして再び火花を散らす二人のデバイス。二人のワルツは、まだまだ終幕を降ろすことはないようだ。ただし敵の数は減ってきたものの、多対多の戦いで一体一などやっていては当然効率が悪い。
「クッソシグナムの奴、一体一なんかやってる場合かよ!」
「いや、将はあれでいい。むしろ将以外に、アレを止められるであろう者はここにはいない。ハァッ!」
ヴィータの悪態にザフィーラが敵を殴りながら答えた。
「なんで?」
「今の将は疲労がかなりきているが、プログラムである我々は呼吸さえ正せば万全に戦える。その呼吸を正す暇すら与えないあの攻撃、お前なら捌けるか?」
「ぐっ……確かに」
ハンマー型のデバイスであるグラーフアイゼンが示すとおり、ヴィータの本領は一撃必殺の超重量級攻撃にある。その分、一撃一撃は軽くとも素早い連撃をかけてくる相手は苦手なのだ。もちろん竜二や直人といった彼女たちから見て半端な魔導士相手ならばどうとでも対処できるが、シグナムと互角に打ち会える相手となると冷静に判断して厳しいと結論を下すほかない。
「ならば我らは我らにできることをなすのみだ!」
「わぁってるよ!」
巻き込んでしまったアリサやすずか、主であるはやてを守り、無傷で帰すために、彼女たちはただ全力を尽くす。
一方竜二はステージを終えて降りてくると、矢吹達と合流する。
「お疲れー」
「お疲れ様でした、主」
「おう」
アスカが竜二の荷物を持つ。とはいってもギターケースくらいしかないが。
「しかしびっくりしたわー……」
「あれ何なんだ?」
「関西やったら有名やで。そうそう知らん人おらんのちゃうかってネタや」
「関西ローカルか……」
それはおそらくステージに現れたフレディのことだろう。どこからどう見ても奇抜で、変態といわれても仕方ない風貌で現れたのだから。
「それにしてもあの人、いつの間に参加登録してたんだ?」
「さぁな。とにかくアレとおったら胃が痛い。飯や飯!」
胃が痛いと言ってお
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