第1章 僕と文月学園。
四時間目 Dクラス戦! (前)
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でたっても美春のお姉様なんです!」
「来ないで!ウチは普通に男が好きなの!」
「嘘です!お姉様だって、美春のことを愛しているはずです!」
「このわからず屋!」
......うん。かなり引く......。
「行きます!お姉さま!」
2体の召喚獣の距離が詰められる。いよいよ戦闘だ。
「はあぁぁっ!」
「やあぁぁっ!」
2人の声が廊下に響く。
これは、正面からぶつかったら、島田さんの負けなんじゃないだろうか。
FクラスvsDクラスなわけだし。
「島田さん、真正面からぶつかったら不利だ!」
「そんなこと言われなくてもわかってるけど、細かい動作はできないのよっ!」
直後、島田さんが力負けして獲物を取り落とした。
しょうがない。
「Fクラス、織斑 一騎、加勢します!『サモン!』」
僕も召喚獣を呼びだす。ここで、副隊長の1人を失うわけにはいかない!
そして、小声で明久に言う。
「明久、科目を変えてほしい。今すぐ現代国語に変えて!」
「そういうのは雄二から許可貰わないと!」
「じゃあ、それも含めてお願い!」
それだけ言って僕は召喚獣に援護させるようにする。
「須川君、科目を変えることを雄二に伝えて!福村君は現代国語の―」
よかった。明久がちゃんとやってくれたようだ。
あとは、僕の仕事だっ!
『Fクラス 島田 美波&織斑 一騎 vs Dクラス 清水 美春
化学 11点 &58点 vs 94点 』
島田さんは一応点数は残ってるけど、多分戦えないだろう。
となると、清水さんと僕の一騎打ちか...
点数差36点。まぁ、普通の召喚獣なら無理だろう。
でも、僕は『観察処分者』だ!
剣を構えて突っ込んできた清水さんをかわし、逆によろいをつかみ、投げる。
点数をみると、18点しか減ってなかった。
まぁ、いいや。これを続ければ倒せる....しっ!!
また突っ込んできた清水さんをかわし、今度は、木刀で下から袈裟切りを掛ける。
浮いたところを今度は上から木刀をたたきつける。
再び点数をみる。今度は32点減った。残りは、44点か。
今度はこちらから行かせてもらう!
こちらから突っ込んでいき、一気に木刀を突き出す。
「.......痛っ!」
無論、相手も黙っているわけではないので、ちょっと腕を裂かれたが、
『Fクラス 島田美波&織斑 一騎 vs Dクラス 清水 美春
化学 11点 26点 vs 0点 』
ふぅ、どうにか倒せたみたいだ。
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