第1章 僕と文月学園。
四時間目 Dクラス戦! (前)
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「そうね。ウチらは精一杯努力したわ」
そして、Fクラスの方へ方向転換。
すると、本陣に配置されているはずのクラスメイト、横田くんがいた。
「ん?横田じゃない。どうしたの?」
「代表より伝令があります」
嫌な予感がする。ってか嫌な予感しかしない。
「『逃げたらコロス』」
「総員突撃しろぉーっ」
いわれなくてもそのつもりです!?
だって、まだ死にたくないもん!
と、前方からこちらに走ってくる美少女を発見!
あれは―秀吉か!
「明久達、援護に来てくれたんじゃな!」
「もっちろん!ところで、秀吉は大丈夫?」
さっき、逃げようとしたのはだれだったのかな〜(オメぇもだよ)
「うむ、戦死はまぬがれておる。じゃが、点数はかなり厳しいところまで、削られてしまったわい」
「そうなの?召喚獣の様子は?」
「そっか。それなら早く戻ってテストを受け直してこないと」
「そうじゃな。1、2教科だけでも受けてくるとしよう」
そう言って、秀吉は教室に向かって走っていく。その後ろをそのほかの前線部隊がついて行く。
さて、と。
「じゃ、明久、僕たちの出番だね」
「じゃぁ、頑張るとしますか」
「吉井、見て!」
明久のとなりを走っている島田さんが、叫ぶ。
どうしたんだろう?
「五十嵐先生と布施先生よ!Dクラスの奴ら、化学教師を引っ張ってきたわね!」
ちょっとまずいかな。総合科目の方が良かった。
「島田さん、明久、化学に自信は?」
「全くなし。60点台常連よ」
「僕もそれくらい。一騎は?」
「僕は50点ちょっとかな。化学は苦手なんだ」
「よし、それなら五十嵐先生と布施先生に近づかないよう注意しながら学年主任のところへ行こう」
「高橋先生のところか!了解!」
目立たないよう端っこを通る。
「あっ、そこにいるのはもしや、Fクラスの美波お姉さま!五十嵐先生、こっちに来てください!」
「くっ、ぬかったわ!」
ヤバイ!
「よし、島田さん、ここは君に任せて僕達は先を急ぐよ!」
「ちょっ......!普通逆じゃない!?『ここは僕に任せて先を急げ!』じゃないの!?」
「何そのセリフ。(棒)ソンナノキイタコトナイナー。ねっ明久」
「うん、そんなセリフは聞いたことないよ!」
「あ、アンタラ、このゲス野郎!」
「お姉さま、逃しません!」
「くっ!美春!やるしかないってことね....!」
2人とも自分の召喚獣を呼び出す。
「「サモン!」」
「お姉さまに捨てられて以来、美春はこの日を1日千秋の想いで待っていました....」
「ちょっと!いい加減うちのことは諦めてよ!」
戦闘が始まりそうだ。
というか、『お姉さまに捨てられて』ってどういう意味なんだろう。
「島田さん、お姉さまって―」
「嫌です!お姉さまはいつま
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