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占術師速水丈太郎 五つの港で
第三十章
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「二度と起こりません」
 このことにも確信の彼だった。
「それもお話しておきます」
「そうなのですか」
「はい、それでなのですが」
 速水は今度は自分から尋ねたのであった。

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