暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
4.廃棄フロア
第三層、エレベーターまであと一層
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第三層
基本は上の第一、第二層とほとんど同じだ
第三層の処理、というかもう処理じゃないんだけどね
この層で行われるのは焼却炉に入れる、それだけ
ベルトコンベアーって便利だな
潰して切って溶かす、これ溶かすだけでいいんじゃないか?
って親に聞いたら《詰まるからだめ》って言い返されたっけ
「お父さん今何してんだろうな」
『さぁ、どうせ動画見たりゲームしたりしてるんだろ』
「うーん…でも定期連絡には絶対返事を帰してくるはずなんだよなー…」
『え、返事来なかったの?』
「あれ?言ってなかったっけ?」
『うん、初耳、返事しないとか…』
「まぁあの連絡から25年も経ってるんだから忘れててもおかしくはないんだけどね」
『最後に連絡取った時何歳だっけ?』
「32」
『うん、今生きてるとしても57だから絶対忘れてるだろ、というか担当変わってるだろ』
「うーん、でも管理施設まで返事返さないのはおかしいと思う」
『何分くらい待った?』
「五分」
『もうちょっと粘ったら?』
「いや、定期連絡は重要レベルAだから明らかにおかしい」
『レベルAだとすぐ対応するんだっけ?』
「うん、25年前の命令もレベルAだった」
『…なぁ、やっぱりあの命令おかしいよな、25年間定期連絡しなくていいって』
「うーん、もう大丈夫だと判断したんじゃないの?」
『じゃあ今回の応答無しは特にやばいことじゃないんじゃないか?』
「でもだったら、25年間なんてわざわざ期間を決めないんじゃないか?」
『考えれば考えるほど意味わかんないな、あの命令』
「あ、壁ッ!」
ゴンッ!っという音がなった
前向いてなかったからこうなるんだ
『おーい大丈夫かー?』
リモストは大丈夫だったのか
俺だけかよ
あいつもぶつかればよかったのに
「あぁ、大丈夫だ」
『そんじゃ下に下りるか』
「あぁ」
ちょっとマジで痛かった…
凹んだりしてないかな…頭
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