暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第69話:泣くのはいつも商人
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
同じように商人(の様なもの)を撃退して見せた事があるんです。その時も“酷い”と思いましたが……今回のを見れば、あの時の等可愛く思えてきますよ」

「やはりウルフはリュカ殿の弟子と言うだけあって、そっち方面でも張り切っておるんですなぁ……」
「何でウルフさんはリュカさんの弟子になったんですかね!?」
何度も言うが、全くその通りだ!

「ホイミンさんの言う通りですが、リュカさんやウルフさんに聞かれると怒られるかもしれませんから、あまり大きな声で言わない方が良いですよ」
俺は思わず身を屈め、ホイミンさんに耳打ちをする、すると……

「おいシン、ホイミン……何か僕とウルフの悪口を言ってるだろ!?」
と、嫌みな程の地獄耳男(リュカさん)がニヤニヤしながら俺達に話しかけてきた。
あぁめんどくせー……何て言い訳しよかな?

「ち、ち、違いますよ! ボク達はリュカさんとウルフさんの悪口なんて言ってないですよ!」
何か適当な事を言おうと考えてたら、まだまだピュアハートのホイミンさんが、慌てた口調で否定してしまった。
これでは悪口を言っていたのを認めている様なもんだ。

「何だよホイミンちゃん……俺とリュカさんの悪口を言ってたの? 酷いなぁ……深く傷付いたよ俺は。そんな酷い()だとは思ってなかった……」
たいして傷付いてないくせに、ワザとらしく項垂れるウルフさんがムカツク。

「ち、違うんですよぉ!」
『うるせー馬鹿!』とか言って話を打ち切れば楽なのに、心優しいホイミンさんは必死に取り繕おうとしている……良い()だなぁ。

「じゃぁホイミンは何の話をしてたんだい?」
「え!? えぇ〜とですねぇ……その……」
彼女は何と言い訳をするのだろうか?
言葉を間違えると余計面倒臭い事になるぞ……

「えっと……その……ど、どうしてウルフさんはマリーさんの彼氏をしてるのかなって思ったんです!」
「「はぁ?」」
お、ナイス質問ホイミンさん!
俺もその事を聞きたかった。

「何だと元ブヨブヨ!? お前私がウルフの彼女じゃ不満なのか!?」
「不満とかはありませんけど……ウルフさんは色々人選ミスをしてるふうに感じます。師匠とか……彼女とか……もっと他に居なかったんですか?」

良く言ったホイミンさん!
俺も知りたかった事柄だし、余計な口を挟まずに静観しようと思う。
でもマリーさんの強力魔法が怖いので、料理の皿を持ってアリーナ姫の後ろに隠れます。

「何だと、私の何処が人選ミスだと言うんだ!?」
「そのキチガイな性格ですよぉ! マリーさんは直ぐに強力な魔法で武断的解決を謀るじゃないですか! でもリューノさんは我が儘を言っても、穏便に解決しようとする……とても常識的です。ボクから見たらウルフさんにはリ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ