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IS インフィニット・ストラトス 〜さびしがり屋の少年〜
第一章 IS
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「一夏君、お待たせ〜」
そう言いながらあらかじめ聞いておいた集合場所である、第三アリーナに入る。
ちなみに今日は平日だが、放課後に時々開いている、第二、第三アリーナが開いていた、という訳らしい。
ちなみに、入ってすぐにいたため、入った瞬間に声をかけたわけである。
......が、瞬時に後悔する。
理由は簡単。主に一夏君の近くにいた女性三人に睨まれたからだ。ほかにも二人いるけど、一人はどちらかというと優しそうな感じだし。一人は、う〜ん......我関せず、って感じかな。
と、三人が何か小声で話し合っている。
......うう......何か怖いよ......。
と、代表なのかツインテールの活発そうな女の子が近づいてくる。
......誰だろう? 他の四人は一組で見たことあるけど、この女の子は少なくとも一組内では見たことが無い気がする。
と、そんなことを考えている間にその女の子がついに僕の眼前に到達する。
......何故か怒っているように感じるんだけど......。
と、その女の子が口を開く。
「ねえ、一応聞いておくけど、あんた、男子よね?」
「え......ええと......一応男子ですけど......」
瞬間、目の前の女の子が両手を繰り出してくる。
......このゼロ距離で掌低!? いくら何でもひどい......。
そう思いながら痛みを耐えるために眼をつむる。
が、やってきた衝撃はかなり弱かった。
......まるで、掌低目的では無いかのように。
おそるおそる眼を開けると、僕の両胸の所に手を置いている女の子がいた。
するとすぐに手を外し、元の場所へと戻っていく。
......??? ますます意味がわからない。彼女は何をしたかったのだろう。
『どう――あの子――当に――子みたい――』
『本――ですか? ――さんの――違え――ですか?』
と、少しだけ、あの人たちの話が耳に入ってくる。
う〜ん......ますます謎だ。
ちなみに一夏君はずっと(ドンマイ......) とでも言っているような眼で僕を見ている。
......ますます意味がわからない。
と、どうやら話し合いが終わったらしく、三人が近づいてくる。
「さっきは悪かったわね。あたしは一年二組の凰 鈴音。よろしく」
さっき掌低(?)をしてきた女の子が謝ってくる。
別に対して痛く無かったから別にいいんだけど......。
めっちゃ手加減して打ったのだろうし。
まぁ、そんなことより、僕は自己紹介されて返さないほど礼儀知らずじゃないので......
「えっと、今日一年一組に転入してきました、蒼井 蒼空です。よろしくお願いします
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