ガタガタと俺達は荷台で運ばれる。
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ならば、ソレが死んだ…無くなった、今は何のために…。」
ギリリと歯を噛み締め、こちらを見てくるぺトラ。そんなに見られても、正直その問の答えは分からない。というか、考えてすらいないし考えたくも無い。
…………でも、きっと彼女なら……。
「…死んだ彼等は敬意をはらうべき、立派な兵士だ。その死に様を俺は誇りに思う。」
「………誇り、ですか…。」
「だが、死は死でしかない。」
「な……!!!!」
仲間を侮辱されたと思ったのか、彼女は怒りをはらんだ目でこっちを睨んできくる。
「落ち着け。何をどう言ったって死は死で変わりは無いだろう。」
「ですが、彼等は私達人類の為に……!!」
「現状で役に立ってるといえるか?」
ガッ!!!今度は、俺の襟首を掴んできた。一応、俺は隊長の筈なんだがな…。
「隊長は……っ!!!!!何で…!!」
ポロポロ泣きながら、今にも殺さんとする殺気を放つぺトラ。怖いが…巨人ほどではない……いやいやいや、この判断基準はだめだろうと俺は苦笑いしながら平静を装い話し始める。
「良いか。ここからが大事だ。良く聞け。現在、人類の役に立っていないのなら、役に立たせれば良い。…そして、それを実現させるのは俺達だ。」
「っっ!!」
「俺達が行う事が人類のためになったとしたら、彼等は無駄死ににはならないだろう。」
スルッ…と、手をはなされた。俺はとりあえず一息ついて、彼女を見る。
「私達が……。私達が彼等を…?」
死体を見ながら呟くぺトラ。まるで呪詛でも吐いているようだ。
「おい、待て。」
俺は彼女の肩に手をおいて、その呟きを制止させた。彼女はゆらりと、こちらを見る。
「どうかしましたか?」
「死を役に立たせるのは俺達だがな…死人に闘う理由をあずけると、ロクなことにならんぞ。」
そう言って、苦笑する。
「―――――――な!!!!!!で、でも……!!……。……。…私は、仲間が好きでした。もしかしたら、だから闘っていたのかも…。その人たちの役に立てるなら…。」
「ぺトラ、思考を停止させるな。」
「え?」
何を言ってるの…という心の声が聞こえてくる。それはむしろこっちの台詞なんだがな。
「考えろ。お前は、本当に彼らの為に戦うのか?」
「……。」
「仲間の為に、更に仲間を殺すのか?」
「っ!!!それ、は…。」
「時間はたっぷりある。悩め。考えろ。じゃないと、世界の家畜になるぞ。ただ、目的も何もなく闘って死ぬのは嫌だろう?」
俺みたいにな、と心の中で付け加えた。
「それは…いやです。」
「じゃあ考えろ。」
「でも……分かりません。私はもう、何も………!!」
すがるように、俺を見つめる。彼女は俺にその答えを期待し
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