喪失編
一話
[3/3]
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
に戦いの日々、などこの島ではあり得ない。
人はいない上、驚異となる生物はいない。
挙げるとすればせいぜい、虎もどきがいるくらいだ。
だが、それも一般人による驚異でしかない。
世界と吸血鬼の力を持った自分には、どんなに低く見積もっても、驚異とは言えない。
石の小屋に帰り、ベッドに横になる。
この1週間、毎日同じことを繰り返しているが、飽きたという感情は湧かなかった。
単に飽きにくい性格なのか、それとも......
「寝よう」
考えても、休まらない。
この体になって、睡眠は無意味に近い事を知っていたが、瞼を閉じた。
明日も訓練だ。
翌朝、砂浜に着いた俺の目に映ったのは、一つの海賊船だった。
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ