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俺がDIO?
喪失編
一話
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に戦いの日々、などこの島ではあり得ない。
人はいない上、驚異となる生物はいない。

挙げるとすればせいぜい、虎もどきがいるくらいだ。
だが、それも一般人による驚異でしかない。
世界と吸血鬼の力を持った自分には、どんなに低く見積もっても、驚異とは言えない。

石の小屋に帰り、ベッドに横になる。
この1週間、毎日同じことを繰り返しているが、飽きたという感情は湧かなかった。
単に飽きにくい性格なのか、それとも......

「寝よう」

考えても、休まらない。
この体になって、睡眠は無意味に近い事を知っていたが、瞼を閉じた。
明日も訓練だ。



翌朝、砂浜に着いた俺の目に映ったのは、一つの海賊船だった。





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