第127話 ライジングシャイニー
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かしら?格闘奥義・・・」
そう言うとイレーネは両手両足に光の渦を纏う。イレーネは格闘技の他に光という魔法が使える。私は防御体勢をとる。すごい魔力を感じる・・・!
イ「ライトニングアッパー!!」
ものすごい速さで殴り蹴り続ける。私は必死に防御するけど、威力が強すぎる・・・!
ユ「はぁ・・はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・はぁ、はぁ・・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ、はぁ・・・」
防御だけで息が切れていた。
イ「もう終わり?」
ユ「まだ終わっていないっ!」
私は拳に冷気を溜めると、
ユ「氷弾刃ッ!!」
冷たい拳でイレーネに殴り掛かるが、イレーネは私の拳を片手で防いだ。
ユ「!?うあっ!」
鳩尾に強烈な拳を食らう。
イ「気を失わない程度だから大丈夫よ。光魔拳ッ!!」
ユ「ぐあっ!」
右頬を思いっきり殴られ体勢を崩す。
イ「光斬蹴りっ!!」
ユ「うがっ!」
ナイフのような鋭い光で額を蹴られる。額は切り裂かれ深く傷を刻まれ、血がしたたり流れ落ちる。
イ「アハハハハ!この一撃で最後かしら?」
ユ「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・・」
私は額から流れ落ち、顔にかかる血を拭いながらよろよろと立ち上がる。立っている事も、息をする事も正直言って辛かった。でも、私は負けられない・・・負けられないんだっ!
イ「もう一度私の格闘奥義を食らいなさい。今度は防ぎれるかしら?格闘奥義・・・」
イレーネは再び両手両足に風を纏う。私は防御体勢をとらない。
イ「ライトニングアッパー!!」
私の顔面目掛けて殴ろうとする拳を私は片手で受け止めた。
イ「なっ!?わ、私の、格闘奥義を・・・う、受け止めたぁっ!?」
驚くのも無理はない。さっきは防御したのに、今度は受け止めたのだから。
ユ「アルウィーゼ師匠が死んだのは、私のせい・・・」
私はイレーネの拳を受けとめたまま呟く。当時は何度も自分を責め続けた。でも、
ユ「アルウィーゼ師匠はどんな事があっても、絶対に人を殺めていけないって言っていたっ!イレーネは、師匠の言葉を裏切ったっ!!」
イ「!」
ユ「私は、師匠の事を裏切る人を、絶対に許さないっ!!!」
私は冷気を放出すると、イレーネの手、体、足と順番に凍らせた。これで身動きは出来ない。私はイレーネから2〜3歩離れる。
ユ「イレーネ、師匠の仇をとりたいのなら、まずは頭を冷やすべきだよ。後、私が『闇』から助けてあげるからね。」
私の両手は金色の光で包まれていた。
イ「
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