第127話 ライジングシャイニー
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うだった。俺は1人、ギルドのテーブルで頭を抱えて悩んでいた。
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『ここからユモ目線でいきます。』
私とイレーネが瞬間移動した場所は深い森の奥。私は辺りに人がいないのを確認すると、目の前にいるイレーネに向かい合った。
ユ「いったい何の用?イレーネ?」
私は戦闘体勢を取る。
イ「なぁ〜んだ、やっぱりバレてたか。つまんないの〜。」
イレーネは不敵に笑う。
ユ「師匠の仇をとりに来たの?」
イ「分かってるんじゃないの。その通りよ。」
静かに風が吹いた。私とイレーネが言ってる師匠と言うのは、私とイレーネに格闘技を教えてくれたアルウィーゼさんの事。優しくて、厳しくて、とても頼りになる私とイレーネのお父さんのような存在だった。でも―――――
イ「9年前に、あんたが怒激獣、バルベッサに襲われて、あんたを助けようとした師匠がバルベッサの攻撃にやられて、命を落とした。」
そう、師匠も私のせいで―――――
イ「私はアルウィーゼ師匠の仇をとるため、8年間1人で修行してきた。あんたにはここで死んでもらうからっ!」
そう叫んだ後、イレーネは地面を小さく蹴り私に向かって駆け出し、回し蹴りをする。私も両手をクロスさせ防御する。やっぱり、姉弟子は強い・・・!
イ「あんたの噂は何度か耳にした事があるわ。氷上の舞姫って言う異名があるらしいわね。でも、いくら氷上の舞姫でも、大空の舞姫には敵わないわよっ!」
ユ「お、大空の舞姫!?」
リョウから聞いた事がある。天高く舞い踊るような戦う姿からそう呼ばれるようになった格闘技を使う女がいるって。
ユ「まさか、イレーネだったとは思わなかったよ。」
イ「私も、氷上の舞姫があんたの事だとは思わなかったわ。」
イレーネは私より2年も早くアルウィーゼ師匠の下で修行をしていた。腕前はかなりの上級者。私も当時は一度も勝つ事が出来なかった。
イ「訂正するわ。当時じゃなくて、今もあんたは私には勝てないわ。」
ユ「勝手に決め付けないでっ!」
私はイレーネの顔面を殴ろうとするが、その腕をイレーネに?まれ背負い投げされる。私はすぐに立ち上がると、イレーネの背後に素早く回りこみ後頭部に踵落とし。さすがにこれは効いたみたい。
イ「へぇ〜、あんたも一応力はつけてたみたいね。」
ユ「当たり前でしょ。」
イ「でも、私の格闘奥義は止められる
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