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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
七十三話:イケメン美女への道
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認できないじゃん!!
「ついでだから、レヌール城も見たいな」
まあ、オラクルベリーでは散々私に付き合ってもらったし。
銀のティーセットも集め終わって無いし、この際だから行っといてもいいか。
「わかった。じゃあ、アルカパに行って、レヌール城にも行って。今日はアルカパで一泊の予定で」
「おう」
朝食を終え、荷物を持って馬車を連れ、宿屋のご夫婦と神父さん、シスターと見張り番のおじさんに見送られて村を出ます。
他のみなさんは酔い潰れて、酒場で死屍累々だそうで。
爽やかな旅立ちの朝に無理矢理見送りに来られたりしなくて、本当に良かった。
見張り番のおじさんは、ちょっと辛そうだけど。
村を出て、スラリンは大事に馬車にしまって待っててもらい、戦闘をこなしながらアルカパに向かいます。
特に狙うべき仲間モンスターもいないので普通に倒して、昼前にはアルカパ到着。
無暗に仲間増やしても、お金かかるだけだからね!
長く付き合えるのと可愛いの以外は、必要無い!
「アルカパの町へ、ようこそ!」
町の入り口に近付くと、門番さんがにこやかに声をかけてきます。
ギリギリお兄さんと、呼べなくも無さそうなお年頃。
ていうか十年前と同じ人ですね、たぶん。
かなり若かったもんね、当時。
よし、折角だから練習してみよう!
男に見せかける、練習を!
「すみ」
「馬車を停めたいんだが。どこなら大丈夫だ?」
「ああ、それなら。あの木の辺りに頼むよ」
「ありがとう」
ヘンリーに阻まれました。
そうだった、保護者が付いている限り、いいお年頃の男性とはまともにお話もできないんだった。
アランさんと普通に話せたから、忘れてた。
あれは村人のサポートあっての、例外中の例外だった。
……でも!
一昨日はこの格好で油断して、ナンパとかされたわけだし!
話さなくとも、雰囲気作りの練習くらいできるはず!
悔しくなんか、無いんだから!
負けないから!!
なんてことを思いつつ、また手を繋いでこようとするヘンリーを牽制するようにスラリンを抱き上げ。
「……レベルも少しは上がっただろうし。歩かせても、いいんじゃねえか?」
「村とは、違うし!迷子になるかもしれないじゃない!」
「……なら、俺が」
「……」
昨夜から今朝にかけて、ヘンリーがスラリンを独占してたわけなので、ここで私が譲る理由は、本来ならば無いのだが。
ヘンリーにスラリンを抱かせれば、ヘンリーの手が塞がるということなので。
諸々の邪魔が入りにくく、なるのでは無かろうか。
「……うん。わかった。よろしく」
「……おう」
やけに素直な私を訝しみなが
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