”超電磁砲”
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栞菜の呟きが響いた。どうやら俺は、何らかの要因によって生きているようだ。ユックリと瞼を開けると・・・俺の目の前には、上条の背中があった。
「ほらね。こんな感じに、全部無効化しちゃうのよ。」
美琴の軽い口調が、遠く聞こえる。俺の目に映るのは、右手を突き出した状態の上条。それだけ。一体どんな能力を使ったのか想像も出来なかった。・・・分かっているのは、コイツは”超電磁砲”と”論理回路”の両方を無効化出来る、特殊な・・・あまりにも特殊すぎる能力を持つと言うことだけ。
”超電磁砲”だけならまだわかる。彼女は電気系能力者のトップだ。つまり、電気やら磁力やらを狂わせる能力を持っているのなら、彼女の能力を防ぐことも不可能ではないだろう。
”論理回路”だけでもまだ分かる。どういう方法を使っているのかは分からないが、0と1を狂わせる能力ならそれも可能だろう。
・・・しかし、両方を完全に無効化なんて不可能だ。原理が全く違う二つの超能力。共に学園都市のトップに立つ人間の能力を二つも無効化するだなんて、一体どんな奇跡をもってすれば可能だというんだ!?
「は、ハハハ、ハハハハハハハハ!!!面白い、最高に面白いぞ上条当麻!!!クハハ、ハハハハハハハハハハ!!!」
益々興味が湧いた。コイツが何なのか、解き明かして見せる。コイツの能力を超えてみせる!絶対に、絶対にだ!!!
結局この日は、上条の態度にキレた御坂が、彼女の代名詞である超電磁砲と雷を落として終了した。・・・どっちも無効化されていたが。
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