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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0392話
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「つーか、どこでこんなもんを手に入れたんだよ? そんじょそこらの迷宮に置いてある代物じゃないぞ? それも20個も」
「それに関しては、置いてあった……いや、迷宮の奥に隠されていたとしか言えないな」

 正確に言えばリッチが雇った傭兵か何かがどこかの誰かを襲撃して奪って来た物らしいが、わざわざそれを口に出す必要はないだろう。

「しかし、不老になる効果を持つ指輪が20個……とんでもないお宝だな」
「そのお宝の使い方の調査方法や欠点の調査を頼む。お前の持ってる指輪は預けておくから」
「……いいのか? 俺にこんな代物を預けて。もしかしたら持ち逃げするかもしれないぞ?」
「へぇ、持ち逃げするのか?」
「もしも、の話をしている。大体俺とお前はそう長い付き合いという訳でもない。それなのに信頼してもいいのか?」

 持ち逃げするような奴はそういう風に口には出さないと思うが……まぁ、それでも持ち逃げを実行したとしたら。

「そうだな、持ち逃げしたり誰かに盗まれた場合は俺が伊達にナギ・スプリングフィールド杯の予選で決勝戦まで残ってる訳じゃないってのをこの世の最後に教えてやるさ。ちなみに、グリフィンドラゴンもいるから、追跡もそう難しくないしな」

 異形化の影響で、若干だが鋭くなった爪をこれ見よがしにカチカチと鳴らし、額から生えている深紅の角の能力で一瞬だけ空中に炎を出現させる。

「……分かった。くれぐれも持ち逃げはしないと約束するし、誰か他の奴等に奪われないようにするよ」

 苦笑しながら頷くレイジングだった。

「ナギ・スプリングフィールド杯の本戦はオスティアでやるらしいからな。出来れば決勝が終わった後でオスティアに行くまでに頼む」
「優勝したつもりになるのはちょっと早くないか? 決勝の相手もアクセルと同じく個人出場の選手でここまで勝ち残ってきたんだろう?」
「ああ。確かに奴等は強い。強いが……俺にも理由がある以上は負ける訳にはいかないさ」

 ネギ達と合流するという目的は別に優勝しなくても既に居場所が判明した以上は何とかなりそうだが、リュボースとの契約の件もあるしな。

「ふーむ、じゃあやっぱり決勝もアクセルに賭けた方がいいのか?」
「まぁ、そうだろうな。この期に及んで負けるつもりは当然ないから賭けるなら俺にしておいた方がいいぞ。色々と隠し球もあるしな」

 魔法球を手に入れてから出来るようになった修行。その成果を見せるのには決勝戦というのはいい舞台だろう。

「なるほど。……まぁ、残念ながら俺はオスティアまでは行けないからアクセルに賭ける事が出来るのは次の決勝戦が最後になるんだよな。そうだな、ならいっそ今までの賭けで勝った金額を全部パーッと賭けてみるのもいいかもしれないな」
「おいおい、幾ら俺に賭け
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