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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
原作前
第一章 大戦期
第十八話
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目が覚めて、映る景色は
「これはまた、懐かしいな」
前世の俺の部屋だった。
起き上がり部屋に備え付けられていた鏡を見ると、そこには鏡夜・N・ハルファスとしての俺が映っていた。
「とりあえず、今までのことが全部夢オチなんてことはなさそうだな。 それじゃあ……、リビングにでもいってみるか」


「やっぱりここは貴方の仕業でしたか、神様」
リビングに行くと俺を転生させた神様がいた。
「久しぶりじゃのう、今回は少し話があっての」
テーブルに神様と向かい合う形で座る。
「で、話っていうのは? っていうかここにいるってことは、俺は死んだのか?」
「いやおぬしは死んではおらぬよ、まぁ瀕死ではあるがの。 そのおかげといってはなんじゃが、おぬしをこちらによぶことができた」
そうか俺は死んではいないのか、でもまぁ瀕死って……。
喜んでいいのか、なんやら。
「話というのは二つほどあっての、一つ目は転生者が世界に与える影響じゃ」




「転生させる前にも言ったが、人間の魂を別の世界に転生させるのはわしら神も、初めての試みじゃった」
お茶を飲みながら神様は語り始める。
「ああ、だから俺の転生も実験的な意味合いもあったんだろう」
「そうじゃ。 で、わかったことじゃが人間の魂そのものを転生させることは、あまり影響がないことがわかった。 世界のキャパシティから見れば人間の魂一つ程度は、誤差の範囲内ということじゃな」
人間だけでも何十億、すべてを合わせれば何百億、何兆、何十兆もの命が生きている世界の懐の大きさは想像以上ということか。
「問題は、転生するさいに授けた能力じゃな。 特に異能にあたるものじゃ」
「異能ってことは俺で言うとガンダムか?」
他に貰ったのは異能と呼べるものではない。
「そうじゃな。 異能といっても世界によって大きく違ってくる。 魔法が当たり前の世界に、魔法が使えるようになったとしてもそれは異能ではない。 わしらの言う異能とは、その世界の理から外れた能力のことをいう」
確かに世界の理から外れた能力は世界から見たら異端もいいところだろう。
「この世界の理から外れたモノを世界に組み込もうとすると少なからずその異端の因果が流れ込む。そしてこの因果が、世界に影響を与える」
「なんとなく、概念的なのはわかったけど。 具体的にどうなんだ?」
因果とか言われるとさすがにイメージしづらい。
「ふむ、噛み砕いてしまえば、因果が流入することでその世界に新たなルールを追加する感じじゃな。 魔法がない世界では魔法という因果がないから、魔法は使うことはできない。 じゃが、魔法という因果が流入することでその世界に魔法というルールを追加し、魔法を使うことができるようになるということじゃ」
なるほどね、ルールの追加か。
「まぁ、この話
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