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圧倒的究極神が世界を旅するそうです ハイスクールD×D編
旧校舎のディアボロス
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木場が”祐斗”ではなく”祐奈”であることに違和感を抱かない。
既に原作のメインキャラクター達と接触どころかあと一息というくらいに仲もいい。
声をかけてきた少女が、多少人とは違っても気にならない。
「少し、話をしないか?」
物語は本来とは違う開幕を迎えるのだった。
とある部屋に4人の人影があった。
二人は向かい合うように座り、二人は後ろに控えている。
「リアス、用件は何かしら?」
「これを見てちょうだい。朱乃、蒼那に渡して」
向かい合って座っていたのは駒王学園3年の支取蒼那とリアス・グレモリー。
リアスの後ろに控えていたのが3年姫島朱乃と2年の木場祐奈である。
彼女達には共通点があった。
それは悪魔であること。
朱乃と祐奈はリアスの眷属である。
支取蒼那と名乗っているが本名はソーナ・シトリーである。
ソーナとリアスは冥界、悪魔の世界では名家のお嬢様であり、更にグレモリーとシトリーは魔王を輩出している。
「ありがとう」
蒼那は朱乃から渡されたものに目を通す。
渡されたものは5枚の写真と数枚の名前が書かれたリストだった。
若い3人の女性と壮年の1人の男性、神父服をきた少年が1人ずつ写っていた。
そして3人の女性と壮年の男性には人間にはないものがあった。
背中に羽が生えている。それも黒い鴉のような羽が。
「堕天使…、この写真はどこから?」
「それは私が説明させていただきます」
リアスの後ろに控えていた朱乃が前にでる。
「昨日、父であるバラキエルを通じ、『神を見張る
者
(
グリゴリ
)
』からそれが送られてきました。
数日前に堕天使数名とその部下数十名が姿を消しました。
何を企んでるかはわかりませんがつい先日、堕天使と思わしき反応がこの街で確認されました」
「ならこの神父服を着た少年は?」
蒼那は1人だけ人間の、神父服を着た男性について朱乃に尋ねた。
「少年の名はフリード・セルゼン。天才悪魔祓い(エクソシスト)といわれヴァチカンの組織に所属していましたが、
必要もなく命を奪い、悪魔と関わりがあるとしれば民間人ですら、手に掛けるやり方故にヴァチカンを追われ、
グリゴリでもそれが治るどころか更にひどくなり、追放寸前だったと父から聞いています」
その説明を聴いてソーナは慌てだした。
「まずいわよ、リアス。こんなのが街にいるなんて」
「ええ、私もわかってる。だからこそソーナにも知らせたし、祐奈にも色々頑張ってもらっているわ」
「部長その件で少しお話があります」
今度は祐奈が前にでる。
「祐奈、何かしら
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