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圧倒的究極神が世界を旅するそうです ハイスクールD×D編
旧校舎のディアボロス
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べく、距離を取ろうとするが一誠がそれをさせない。
木場は、認識阻害で男の姿に見えるが、実際は女の子であるわけで、いくら人ならざる存在であっても力勝負では人外の一誠には勝てない。
一誠は木場が下がろうとした瞬間、一気に力を込め、鍔迫り合いから抜け出そうとしている木場のバランスを崩させる。
後ろに下がろうとしている時に、前から思いっきり押されるとどうなるか。
木場は下がろうと後ろに重心を移動させていて、それを一誠が突き飛ばした感じになった。
結果、木場はバランスを崩し、尻餅をついてしまった。
「面」
パシっと軽く、防具をつけている頭を竹刀で軽く叩く。
「一本、勝者、兵藤一誠!」
審判である紅音が終了の合図を出す。
「大丈夫か、木場?」
一誠は尻餅をついてしまった木場に手を差し出す。
「ありがとう、一誠君」
木場はその手を掴む。一誠は木場の手を引いて立たせた。
防具をつけていてわかりにくいが木場の顔が少し赤い。
「やっぱり強いね、一誠君は。僕、少しは剣道に自信があったんだけど、一回も勝てたことがないよ」
木場は照れているかと思ったら、今度は少し落ち込んだ。
一誠は身につけている防具を外しつつ、木場に助言を送る。
「いや、木場だって強い。ただ鍔迫り合いに持ち込んだのは間違いだ。
俺の方が筋力があるから、さっきみたいに崩される」
「ありがとう、ふふ、やっぱり一誠君は頼りになるね。クラスの女の子達が言っている意味がわかった気がするよ」
頭の防具を外した木場が、はにかみつつ一誠にお礼を言った。
認識阻害が効かない一誠からは、金髪の美少女がはにかんでいるようにしか見えない。
だが、一般人は認識阻害のせいで、木場が男だと認識している。
「きゃあああああ!!やっぱり一誠様と木場きゅんはそういう関係なの!?」
「こ、これは魔王に食べられるイケメン騎士が来た…ぐふ!?」
「これは薄い本が厚くなるわ、夏に向けて準備しないと!」
腐った女の子達に餌を与えてしまったようだ。
一誠がその場で目を手で覆い天井を仰いでいると、木場が心配そうに声をかけてきた。
さらに、腐った女の子達が興奮しだした。
(勘弁してくれ。それと木場。お前俺と話してると、時々自分に認識阻害をかけていること忘れてないか)
思ったことを叫ぶわけには行かず、一誠は心の中で叫ぶのだった。
授業が終わり、一誠は騒いでいた女子達を沈静化させ、からかってきた男子を地面にキスをさせて静かにさせた。
その後も授業は滞りなく進み、昼休みになり、昼の時間となった。
1年の階から来た白音と霞、3年の階から来た黒歌、それと
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