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占術師速水丈太郎 五つの港で
第二十四章
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見ているのがわかる。彼は外見はともかくその中身はしっかりとしているものだ。そのことを彼自身に話すのである。
「確かなものじゃよ」
「有り難うございます」
「少なくとも地蔵達を壊した連中とは大違いじゃ」
 また壊れてしまった地蔵達を見て忌々しげに話す。

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