第126話 封じられた竜の力
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、
ユ「はぁぁぁぁぁっ!!」
グ「んなっ!?」
ドドガガガァンッ!!凍った壁を蹴り上げた。すると、ガラガラガラガラ・・・俺たちの行く手を塞いでいた壁が崩れ、道が開いた。地面と壁を凍らせて、崩れやすくさせたのかっ!?
ユ「ふぅ。」
当の本人は涼しげな平然とした表情。
ユ「道も現れたから、先に行こう。」
グ「お、おぉ・・・」
現れたじゃなくて、作ったんだよな・・・?俺はまだ驚いたままユモと一緒に先に進んだ。
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『ここから再びルーシィ目線でいきます。』
私とリョウはナツに変身したジェミニで洞窟を進んでいた。
ル「ねぇリョウ、竜の力ってどんだけ強いの?」
リョ「う〜〜〜ん・・・俺も詳しい事は全く分かんねぇけど、聖剣(エクスカリバー)より10倍くらい強いと思うぜ。」
ル「10倍!?」
最強の剣でも敵わないんだ・・・そんなヤバすぎる力を捜しているなんて・・・
リョ「でも、何百年も前の力だ。現代の魔力には弱すぎる魔力かもしれねぇ。」
ル「そ、それもそれですごいわね・・・」
するとリョウが、
リョ「もし、ここに封じられている竜の力が、ナツの父さん、火竜、イグニールと、ウェンディの母さん、天竜、グランディーネの力だったら・・・」
ル「え・・・?」
リョ「へへっ。何つってな。」
い、今の、リョウの顔・・・すごく、困惑してた・・・
ジェ「ありゃ?行き止まりだ。」
ル&リョ「えっ?」
ジェミニの言うとおり、私たちの道は行き止まりだった。
ル「はぁ〜。戻るしかないか。」
来た道を戻ろうとすると、
リョ「戻る必要なんてねぇよ。」
ル「えっ?」
リョウが腰から2本の聖剣を抜くと、
リョ「2剣流・・・天翔切ッ!!」
赤い光を放った聖剣で十字に振りかざした。すると、壁が崩壊したぁーーーっ!!
ル&ジェ「・・・・・」
私とナツに変身したジェミニは言葉を失った。
リョ「どうした2人とも?おーーーい。」
リョウが呑気に私とジェミニの顔の前で手を上下させる。やっと我に返ると、
ル「信じられない・・・」
これしか言えなかった。
リョ「さて、早く行こうぜ。」
リョウが私の手を握って先へ進んだ。
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