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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
七十二話:お風呂で一人反省会
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とはならないから。
 着いてこられそうも無い相手を、例え惚れてたとしても、無理に連れて行きたくはないが。だって、死ぬから。

 ……え?何?
 惚れられた側が、自分を曲げて合わせることを求められて、断ったらこっちが悪い感じになるの?お高くとまってる的な?
 ……酷くね?それ。おかしくね?それ。
 普通に家庭を築きたいなら最初から、普通に家庭に入ってくれそうな相手を選べば良くね?
 私がいくら美女だからって、家庭に入れたいなら、最初から惚れるべきでは無くね?
 はっきりした目的を持って旅してる女とか、男の側で、検討段階で弾くべきじゃね?
 それも、私が悪いの?
 結婚相手に最低限求めるべき条件すら忘れさせてしまうほどに、美女過ぎるのが、悪いの??

 ……よし、気を付けよう。
 旅に着いてこられないような男を、本気で引っかけてしまわないように、今後は気を付けよう。
 アランさんは、仕方ないよね!
 不可抗力だよね!
 幼馴染みというか昔馴染みフラグは、勝手に立つ上になかなか折れないからね!

 あとアランさんの場合は、保護者的視点というか。
 一方的な好意の押し付けじゃなくて、そうすることであわよくば私が旅をやめて、平穏に過ごすことができれば、みたいな意図を感じたからね!
 村のみんなが協力してたのも、きっとそういうことだよね!

 しかしそこで弾くと、候補はかなり限られそうだなあ。
 私、結婚できないかも。
 フロルスくん(仮)も、いなそうな感じだし。

 まあ、いいか。
 パパンとママンを助けたあとでも、遅くは無いだろう!
 多少年増でも、美女だし、王族だし!
 なんとか、なるって!!


 と、気を取り直したところで、体もすっかり温まったのでお風呂を上がり、髪を乾かしたりなんだりを済ませて廊下に出ます。

 廊下で待ってたヘンリーが、別にいいのにまた部屋まで送ってくれて。

「髪。乾かすなら、声かけてね」
「ああ。後で行く」

 別に拭いとけばいい気もするが、頼んでないとは言っても散々面倒みてもらってるし、折角のイケメンの髪が変に跳ねてるのもあまり見たくないので、これくらいは。

 お風呂に戻るヘンリーを見送ろうとして、また過保護なことに部屋に押し込められ。

 荷物を整理し、地図を見ながら明日の予定を考え、そうこうしてるうちに戻ってきたヘンリーの髪を魔法で乾かして。

「スラリンだけど」
「もう回収した。風呂にも入れて、もう寝てる」

 うーむ。
 結局、お風呂も添い寝も取られてしまったか。
 まあ、いいか。
 この先、いくらでも機会はあるんだし。

「ありがとう。じゃあ、おやすみ。ヘンリー」
「ああ。おやすみ、ドーラ」

 明日からも、気持
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