敵艦隊発見
[1/3]
前書き [1]次 最後 [2]次話
「敵艦隊の構成が判別できました。」
うむ、ごくろう。見せてくれ。
輸送艦1戦闘機3補給機2練習機1偵察機1か…
まあ幸いにしてウチのパイロット達は錬度が高い。
相手にとって不足なし、じゃないかな。
「了解しました。ではブリーフィングを開始します。」
うん、隊員には私から直接集合指示を出そう。
ワイアット君、君はブリーフィングルームに先行してくれたまえ。
「はい、分かりました。」
…行ったか
さ、私もコーヒーを飲んだら行くとしよう。
「それではマンティス大佐、本戦闘作戦のブリーフィングをお願いします。」
うむ、まず今回の戦闘行為は軍に報告しておらず
IFFに応答がない理由から私の独断で即時戦闘行為に移るものとする。
本作戦中の責任は全て私にあることをまず言っておく。
では、本作戦を宇宙時計1430をもって「コード:クレイ」と名づける。
このオペレーション「クレイ」にはフォルネウス小隊、アンガム小隊、ロックバード小隊で動いてもらおう。
索敵は本艦のデコイが担う。
フォルネウス、アンガム各隊はRwf-9Aにて出撃、方位0200に進軍後周囲の制空権を確保。
ロックバード隊はテスト機であるRwf-9AXにて本艦の護衛を努めてもらおう。…まあそう暗い顔をするな、敵は必ず旗艦狙いで動くものだ。
敵機遭遇時は各隊、隊長の指示をしっかり聞くこと。あとは君達の采配に任せるよ。
補給機は自動で君達の後部に配備される。残弾数、及び航行燃料が危うくなったら補給はすること。
…言うべきことはこれくらいかな。それじゃ、オペレーション「クレイ」、ミッション開始だ。
「了解!」
よし、では作戦行動の指示は私が執ろう。
コードネームフォルネウス、アンガム各隊出撃
ロックバードも出撃し、フォーメーションAで本艦の周囲を航行。
予定通りフォルネウス、アンガムは方位0200方面の制空権を確保。旗艦をそこへ進ませよう。
ヨルムンガンド級『シスコ9』、デコイ生成を開始。
「了解、シスコ9デコイ生成!」
よし、作戦進捗率はこれでようやく一割といったところだ。
シスコ9、方位0200に修正し第三航行速度で前進。
予定地点到着。先遣隊、そっちの調子はどうかな?
「こちらフォルネウス1、敵が見当たらない。詳細座標頼めるか?」
分かった。ワイアット、デコイの索敵データを彼らに転送してやってくれ。
「了解しました。フォルネウス1、少し待ってください。」
「助かります、ワイアット中尉」
うん、それじゃアンガムの方はどうかな?
「こちらアンガム3、敵機と交戦中!こちら側に被害はなし。
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ