第五章 StrikerS編
第百四十一話 『嵐の前の日常風景(表)』
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ッドチルダを中心に現在確認されている魔術師の資質を持つ人達が約三十人以上の人達が行方不明なのよ…』
「なんですって…? それは本当?」
『そうなのよ。だから、シホ…なにか良くないことが起きるかもしれないから用心しておいてね?』
「わかったわ、アリサ」
『あと、フェイトからもう聞いていると思うけど“ジュエルシード”もまだ七つの行方がつかめていないわ。
それもきっと隻眼の魔術師か、スカリエッティが持っていると思うわ』
「そうね…」
『それじゃ後、詳しい資料はデータを送るから見ておいてね、シホさん』
「はい。情報提供感謝します、ミゼさん」
『それじゃまた会いましょうね、シホ』
「ええ、アリサ」
それで二人との通信を切る。
それから私は物思いにふける。
行方不明の魔術師達…。
ジュエルシード。
隻眼の魔術師…。
これはやっぱりなにか関係があるということかしら…?
公開意見陳述会で隻眼の魔術師は動きを見せるという予測は立てられている。
だったらもしかしたらこの行方不明の魔術師達も使われるかもしれない…。
そうなると、やりきれない事になりかねない。
それで、もしかしたら今も水面下で暗躍している魔術師脅威論をかざしている団体が動き出すかもしれない。
それだけはなんとしても起こしてはいけない…。
そうなったら地球の過去の歴史にある“魔女狩り”のように“魔術師狩り”が起こったら目も当てられない…。
おそらくそうなったらまず最初に地球が目をつけられる。
どうにかしないと…。
それで手を額に持っていき目を覆い隠しながら天井を見上げて椅子に背をあずけながら、
「はぁ…。事態がわからないとままならないわね…」
そう言いながらも私は手元にある数本の特殊なカートリッジを見て、
「これを、使う時が来ないことを祈るばかりね…」
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