第五章 StrikerS編
第百四十一話 『嵐の前の日常風景(表)』
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なりの魔力のある鎖があたしをぐるぐるに縛り始めてきた。
「こ、これは…!?」
「スバル…? させない、させないわよ…!!」
シホさんの滅多に見られない必死な顔にあたしは「そんなに握っちゃダメなの!?」ていう思いに駆られた。
「あははー、スバルもアホやな」
「八神部隊長!?」
さっそく見捨てられた!?
「はなからスバルには期待しとらん、よっと!」
ガシッ!
『あっ…』
八神部隊長はあたしをオトリに使ってアルトリアさんのアホ毛をガシッと掴んでいた。
あたしが触りたかったのになー…。
でも、次の瞬間、
―――キィイイイイイッ!
な、なにか、魔力が実体を持って高まっていくような気配が感じる。
な、なにが始まるの…?
「全員退避ぃー! できるだけ遠くに逃げるのよー!」
シホさんがそう叫び、周りにいた人達はすぐに反応して逃げ出した。
そして、
キンッ! ドゴォーーーン!!
あたしは、鎖に縛られていたために動けずに、いきなりの魔力の爆発により吹き飛ばされてなにが起きたのかもわからずに気を失うのだった…。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神はやて
私はやってもうた、と少し後悔したかもしれへん…。
中心地にいたスバル以外はなんとか逃げられた。
けど、そこには恐怖の具現が起きていた。
あの圧倒的な暴威を奮ったセイバー・オルタナティブが降臨してしまっていたのだ。
話には聞いていたのに私はなんてことをしてしまったのだろう。
「あわわわわ…」
「…やってくれたわね、はやて?」
「はやてちゃん、少し、頭を冷やそうか…?」
おびえている私の背後でそんな怖い二人の声が聞こえてくる。
気のせいかな?
なのはちゃんからはかなり怖い気配がするんやけど!?
だけどある意味アルトリアさんが気を逸らしてくれた。
「…シホ、食事を用意せよ。王の勅命だ」
「は、はい! ただいま!」
それでシホちゃんはすぐに食堂にいる士郎を呼びにいった。
「アルトリアさん、いったい何が!?」
「まがまがしい魔力を感じますね…」
「シホさんのあんな低姿勢の姿は初めて見ました…」
「そうだね、レン」
「スバルさん、おもいっきり吹き飛ばされていましたけど大丈夫でしょうか…?」
「キュ、キュクルルル〜…」
「フリード? どうしたの? 怖いの…?」
フォワードのみんなとギンガはいろいろと不安を感じているようだ。
しばらくして士郎がじきじきに料理を運んできた。
シホちゃんも料理を運んでいる。
「あ、アルトリア。料理を持ってきたぞ」
「た、食べてね…?」
士郎とシホちゃんは少し怯みながらもアルトリア
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