銀の銃弾 第一話
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ともその人は凄く医療界のなかでは有名で名の通った医者だったらしいんだが...
まぁ、あんな顔が青白くまさに幽霊な彼女が手術したと言われればとても理解に困る。
『コンコン』
自分の思考に浸かっていたが、ノックされたことで、意識が覚醒する。
「...はい、どうぞ...」
「失礼」
入ってきたのはまさに、室戸菫張本人だった。
相変わらず肌の青白さは変わらず、まさにさっきも言ったとうり幽霊のような存在だった。
「さて、私は助けられた身として一応礼を言っておこう。ありがとう。」
俺はそれに対して無言で返す。
「まぁ、私も私でな、彼氏が殺されて気が動転していた...まぁ、すまなかった。」
彼女はお辞儀をした。
「...いや、助かったから別にいいですけど...」
今は、助けた身、助けられた身と、なんか複雑な関係ができている。
「...そうか、まぁ君に少し君に相談があるる。」
「...?」
「見たところ君は15、16ぐらいだが、君には親なと両親はいるのかね?」
俺は首を振った。
両親は『奴』達に殺された。だから今はもう一人身だ。
「そうかそうか、...なら私の家にでもくるがいい。」
What?
今目の前の女性はなんと言った?家にくるがいい?
いやいや、俺は健全な男の子ですよ?...年齢は知らないが目の前の女性はとても綺麗だ。異性と同じ屋根の下?冗談じゃない。
「...お断りしまs 「あぁ、そうだ君の親戚など、君に関係ある人物全て調べさせて貰ったが...全員殺されたそうだ。」!?」
...これが有名な人物の特権ですかね...
親戚などが殺されたことには、なにも感じない。余り関係の無かった人たちだ。
しかし、問題はそこではない。
(...異性と一つ屋根の下で一緒に住めるかよ...)
そこかよ!?
と自分で突っ込んでしまった。
俺は悩んだ結果、
「...はぁ、ならお言葉に甘えさせて貰います...」
しょうがないでしょ!?
この誘いを断ればもう生きてはいけないと思った自分が居たんだよ!!
「ふはは、そうかそうか、なら退院したら私の家に来るといい。」
「...家、どこっすか?」
「ん?あぁ、この病院の霊安室。」
「...は?」
「ん?いや、だから霊安室。」
霊安室?え?まさか、この人は...
「幽霊!?」
「ふはは、いい感じにキャラが壊れていくな。いやまぁ幽霊じゃないんだがね、あ、ちなみに霊安室というのは本当だぞ?」
「は?」
「...あぁ、そうか、説明が足りなかったか...霊安室を『拡張』して作った。」
「...」
狂ってる。
俺はまさにそう思った。まさか、絶望が極限までいくと引きこもりに
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