第五話「弱者の足掻き」
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れは……ユニ…か?」
か細い後ろ姿に、ショートの茶髪。
間違いない。ユニだ。
親しい同期と分かり、ソレンスは迷わず声をかける。
「ユニ!無事か!?」
ソレンスの声に、ユニはビクッと身体を震わせる。
そして、ゆっくりとソレンスの方に目を向けた。
「あ……ソレンス?」
「ああ。無事か?ケガはないか?」
ソレンスの問いかけに、ユニは無言で首を縦に振る。
「そうか…よかった。……チームの連中はどうした?」
今度は首を横に振る。
「そうか……よく生きててくれた。本当によかった……」
ソレンスはそっと、ユニの頭を撫でた。
それで安心したのか、頭を撫でるソレンスの腕を握り、再び泣いた。
「うっ………ううぅ……」
ユニの気持ちを尊重し、ソレンスはユニが泣き止むまで、手を握り
返し、そっと背中をさすり続けた。
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