明星の英雄
戦略
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!」
アルフレッドは自分の研究室へと向かった。
「しっかし、素材をどう集めようかな…。雪山草と龍殺しの実とケルビの角くらいならなんとか集められるんだけど、
それ以外は本業の人やラスに頼むしかないなあ。」
「おーいアルー!村の皆の避難準備が終わったぞー!」
「ああ、ありがとうラス。」
「だけど、あの大剣持ってたハンター、相当悔しがってたよ。酒場でもそうだったし。」
「うーん…。そうだ、ラス。もう一回頼まれてくれるかい?」
「別にいいけど、何するんだ?」
「この村に居るハンターさんを片っ端から呼んできてほしいんだ。もちろん、セージさんとガイルさんもね。」
「安い用だぜ!」
「おとごは何処へ行ったんだい?」
「気にすんな!とにかく呼んでくりゃいいんだな?」
「ああ。頼んだよ!」
「任せとけって!」
ラスはその場を走り去っていった。
「さてと。その間に。」
アルフレッドは商店へ急いだ。
「おばちゃん、さっき頼んだ奴同じ個数で20セットくらいくれない?」
「いいけど、何に使うんだい?」
「とにかく頂戴!」
「一万三千七百二十八ゼニーだよ。」
「はい。」
アルフレッドはお金を渡し、調合素材の入った袋を担いで研究室へ走って行った。
時は過ぎて夜。千年杉の木の下に三十人くらいのハンターが集まった。その中にはセージやガイル、
ダイラスも居た。その先頭にアルフレッドが立った。
「皆さん、こんな夜遅くに集まっていただきありがとうございます。早速ですが皆さん、
古龍が近隣の村を襲っているのはすでにご存知ですね?」
「そうじゃなきゃ、皆こんなに落ち込んでいないよ。」
酒場で涙を浮かべていた大剣ハンターが疲労困憊したような表情でつぶやいた。
「僕は、ジャノバさんの家で古記の続きを見せてもらいました。そこには薬で古龍による災厄が祓えると書いてありました。
皆さんが、本当にこの村が大好きなら、僕に協力してくれませんか?」
皆がざわつき始めた。
「そんな薬あるわけねえだろ。じいさんもボケたんだよ。とっとと家に帰ろうぜ。」
集まったハンターたちが帰ろうとしたとき、
「…で、その薬ってのぁどうやって作るんだ?」
ガイルが聞いた。
「ガイル…さん?協力してくれるんですか?」
「こんな素敵な村、壊すにはもったいない。それに、場所が離れていても困った人たちは見過ごせないだろ?」
「俺も、同じ考えだ。」
セージが手を上げながら答えた。
「それに、ここにはウマイ飯を食わせてくれる酒場もあるんだ。そう簡単につぶられちゃた
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