第125話 私に力を・・・!!
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グッと我慢して、リューバに視線を戻した。
リュ「さて、今度は炎の技で攻めて来るのか?」
マ「今度はさっきみたいに簡単にはいかないよ。」
リューバは最後に鼻で笑うと、私と同時に駆け出した。
リュ「黒竜の・・・黒肘ッ!!」
肘に黒い光を纏ったため、威力が上がった拳で私に殴り掛かってくる。が、
マ「不死鳥の・・・火の玉ッ!!(フレイム)」
赤、オレンジ、黄色の3色の火の玉がリューバ目掛けて飛んでいく。お母さんの炎はただの炎じゃないのは、私が一番よく分かっている。
リュ「!!くっ・・・」
リューバは攻撃を止めて火の玉をかわした。火の玉が直撃したコンクリートの壁は、少しだけ融けた。お母さんの炎は性質を自由自在に変化させる事が出来る。ナデシコの時の炎は、普通の炎だったけど、今の炎は火傷だけでは済まない。
リュ「なかなか質のある炎だな。」
マ「これで終わりだと思わないでね。不死鳥の・・・マグマッ!!」
両手の炎がマグマに変わり、リューバに殴り掛かる。
リュ「黒竜の・・・鉤爪ッ!!」
黒い光を纏った足で蹴り上げる。まさかの互角だった。
マ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
リュ「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・」
私もリューバも、かなり息があがっている。
リュ「ふぅ、ふぅ、俺はこの後・・・ふぅ、火竜との、戦いが、あるんだ・・・ふぅ、ふぅ、無駄な魔力は使わせんで欲しいな・・・ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・」
マ「はぁ、はぁ、じゃあ・・・この攻撃で、お互い、最後にしますか・・・はぁ、はぁ・・・」
リュ「あぁ・・・」
私たちはお互い構えた。やっぱり、お母さんを信じてよかったんだ・・・!私は手の中の火炎石を見る。お母さんの思い、無駄にしたくはないっ!!
リュ「黒竜の・・・黒嵐拳ッ!!」
黒い風を纏った片手を振りかざしながら攻撃を仕掛けてきた。私は残り少ない魔力を全て両手にためる。すると、私の背後に不死鳥が浮かび上がった。
マ「不死鳥の・・・紅蓮炎鳥ッ!!」
真っ赤に燃え盛る炎を纏った両手と、背後の不死鳥でリューバを殴り飛ばす。
リュ「そ、そんな・・・!バカな・・・!?うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
リューバは反対の壁まで吹っ飛び、体が壁にめり込んだ。リューバの腹部の辺りが焦げていた。
ナ「マヤ〜〜〜!!」
上空からナツとハッピーとフレイが降りてきた。私は3人を見てほっとすると、魔力を使いすぎたのかそのまま床に膝を着いて倒れそうになったところをナツが受け止めてくれた。
ナ「ありがとな、マヤ。」
いつもの笑顔がさらに私をほっとしてくれる。
マ「こ
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