暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
33話:灼熱の剛拳(前編)
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
カボチャの元へ飛び出し、ダイビングキャッチ。プロ野球選手もビックリな程の見事なファインセーブを見せる。
だがそれに他の三人は反応することなく、なのはとフェイトがエイミィを見て、エイミィは表情を変えていた。

そんな中、俺はエイミィに向け念話を送っておいた。

[―――フラグ回収、乙]


















俺達四人はすぐさま別室の管制室へ。そこに映し出されていたのは、先日あったばかりの桃色の髪の女、シグナムと、銀髪の男、ザフィーラ。

「文化レベルゼロ…人間は住んでない、砂漠の世界だね」

そこでその世界の原生生物を相手に蒐集をしている、と……

「結界が張れる局員の集合まで、最速で四十五分……ん〜、マズいなぁ…」

操作をしながらエイミィが呟く。さすがに彼等がそんな長く待ってくれはしないだろう。
すると目の前にいるフェイトが胸に抱くアルフと顔を合わせ、一回頷いた。

「エイミィ、私が行く」
「アタシもだ」
「……うん、お願い!」
「うん」
「おう!」

まぁシグナムとの再戦も果たしたいだろうし、アルフはザフィーラを相手取る、と。

「なのはちゃんと士君は―――」
「俺はフェイト達と一緒に行く。残るのはなのはだけだ」
「え…?」

さらに続けて俺達に言おうとしたエイミィを遮るように、俺は言葉を発する。

「闇の書の蒐集は、一人当たり一回なんだろ?」
「え、まぁそうだけど…」
「それなら次に狙われやすいのは、まだ蒐集されていないフェイト、そしてアルフ。もしもの為に、俺がついていく」

エイミィにそう言うと、少しの間思案顔になった後、俺を見て一回頷いた。

「わかった。でも士君も蒐集されてないんだから、十分気をつける事。いい?」
「あぁ、勿論だ」
「じゃあなのはちゃんはバックス。ここで待機して」
「はい」

すぐにその部屋を出たフェイトと俺は、家の中から転送を使用し、シグナム達がいる世界へと向かう。








「ここ、か…」
「砂漠で少し先が見えないね…」

着いてからすぐ、アルフは別の場所へ移動したザフィーラの元へ。俺とフェイトも、シグナムの元へと向かう。

「……っ」
「どうかした?」

そんな中、俺は背後から現れた気配で足を止める。

「…フェイト、悪いけどここで一回分かれよう。お前はシグナムのところへ」
「……何かいるの?」
「あぁ…奴だ」

フェイトの言葉にそう返しながら、俺はトリスをディケイドライバーへと変え、腰に当てる。

「行ってくれ。今は分かれた方が得策だ」
「…わかった、士も気をつけて」
「任せろって…」

俺が振り向き、背中を見せた事を確認すると
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ