暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
33話:灼熱の剛拳(前編)
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見せて!」
フェイトも断る事なく、画面に番号を表示して、皆に見えるようにしてくる。三人はおぉ、と声を上げるが、俺は別に数字に意味を求めない派なのでそこまでの反応はない。
「これから使い方慣れていかねぇとな」
「勿論、そのつもりだよ」
「じゃ、アドレス交換しよう」
「うん」
とまぁ、その場で俺達五人のアドレスをそれぞれ交換した。
でまぁ、そんなこんなで現在フェイトの家、ハラオウン家へ。
ん?そんなこんなはどんなもんかって?そんな細かい事は気にすんな。
「ん…ん……はぁ…水が旨い…」
二人はフェイトの部屋。俺はさすがに入る気にはならなかったので、リビングにて水道水を一気飲み。
「たっだいま〜!」
そのとき、玄関の扉が開き元気な声が広がる。
廊下の方へ顔を出してみると、そこにはエイミィが両手に中身がぎっしり詰まったビニール袋を持っていた。
「あ、士君いらっしゃい。君が来てるってことは、なのはちゃんも?」
「なんで毎回俺はなのはのついで扱いなんだ…」
「まぁまぁ、気にしない気にしない」
ここまでされると気にもなるわ!と心の中で突っ込んでおく。
丁度二人も部屋から出てきて、四人一緒にリビングへ。さっそく袋の中の物を次々に冷蔵庫へと入れていく。
「艦長、もう本局に出かけちゃった?」
「うん。アースラの武装追加が済んだから、試験航行だって。アレックス達と」
「武装ってぇと…“アルカンシェル”か……あんな物騒なもの、最後まで使わずに済めばいいんだけど…」
そんな中フェイトとエイミィの会話の中に、聞き慣れない単語があった。
「因に聞くが、アルカンシェルってのは?」
「今説明してもいいけど、結構長いし難しいよ、仕組みとか説明していくと」
「そんなの大雑把でいいだろが」
まぁ、別にいいか。と言いつつ、フェイトが持つカボチャを鷲掴みにする。
「クロノ君も居ないですし…戻るまでは、エイミィさんが指揮代行だそうですよ?」
[責任重大だね〜]
「なんかあったら大変だ〜」
「こらそこ!変に物騒なこと言わない!」
なのはの言葉に俺とアルフがそれぞれ煽るように言うと、エイミィは俺達を指差しながら強い口調で言い返す。
そしてエイミィは俺に近づき、カボチャを奪いながらまた口を開く。
「ま、とは言え早々非常事態なんて起こる訳が―――」
その瞬間、この家に配備された警報がけたたましく鳴り響き、非常事態を伝えてくる。同時に空中にホログラム状のモニターが展開され、赤い画面とミット文字で敵の出現を伝達する。
その光景を見たエイミィは、俺から奪い取ったカボチャを手からこぼしてしまう。
俺はすかさず
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