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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第四五幕 「友情!努力!洗脳?」
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、まさに外道。ちなみにジョウさんはその行動に満足げである。

「よーし、いい判断だ!!ためらう時間が少なかったのが実にいい!!」
「・・・俺は全然よくないですよ」

ぶすぶすと煙を上げながら地面にめり込む一夏の不満の声はジョウに聞き受けられることはなかった。なお、先ほどの状況にこれだという正解はない。要は判断の速さと思考の柔軟さを試した攻撃である。


現在ジョウ、一夏、佐藤さんの3人は第1アリーナを借りて実戦的訓練の真っ最中であった。内容は単純、一夏と佐藤さんの二人はひたすらジョウに攻撃を仕掛ける。そしてそれを捌いたジョウが攻撃や動きのどこに問題があったかを教え、なおかつ教えながらもノンストップで戦い続けるというもの。初日は同じアリーナで訓練をしていた生徒たちもジョウの情け容赦ない指導に恐れをなし訓練に巻き込まれないように隅っこでこそこそ射撃訓練を行っている。
それに反比例して見学者は増えている。なぜならジョウの戦闘指南は実戦の基本・応用・実戦の3つが割と丁寧に説明されているため通信を傍受しているだけでも参考になるのだ。まさに教師のお株を奪う所業である。

「一夏!次は低空戦をやるぞ・・・弐型でも参型でも好きな方を抜いてかかってこい!!」
「あ、ちょっといいですかジョウさん。実はぜひ織斑君に教えてあげてほしい加速方が・・・」
「なに?・・・ふむふむ、なるほど・・・なかなか考えてるじゃないか」
「なぁ、俺に教える技なのに何で俺に黙って秘匿回線開いてんの?」
「「直ぐ教えたら面白くないじゃん」」
「何で息ピッタリ!?」

異口同音で言い切る二人にため息をつきつつ、一夏は呼吸を整えて再び四肢に力を込める。たった2日の訓練なのに体がどんどん頭についてくるように変化している。この調子なら少なくともトーナメント当日には剣道の勘を取り戻せそうだ。
佐藤さんも佐藤さんでどんどん銃器の扱いが上達している。前はライフル一発撃つのにももたついていたのが今ではジョウに不意打ちをかますほどに肝が据わっている。時々一夏は思うのだが、佐藤さんに限らず女性陣のあの胆力はどこから来るのだろうか?少し分けてほしいものだ。

それはさておき、自分が短期間で強くなる鍵・・・それに近いものに一夏は心当たりがある。

(恐らく勝利の鍵になるのは俺が過去に置いてけぼりにしたあの奥義・・・)

嘗て修めた篠ノ之流が奥義の中でも最強にして終極である”あれ”・・・剣道を辞めてから一度も使わなかったせいで今では全く出すことのできない秘技。それを使えるようになって俺はようやくマイナスからゼロに戻る。深く深呼吸した一夏は顔を引き締め再びジョウの下へと踏み込んでいった。

「すー・・・はぁー・・・よし!」
「その前に佐藤のリクエストにお答えして新しい技術教えマ
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