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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第四三幕 「相棒探しは計画的に」
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。取り敢えず一夏は却下。ジョウも参加しないから除外ね」
元々は鈴から「トーナメントで優勝したら付き合え」という条件を出したのだ。それは「一夏より強いことを証明する」という意味合いも含まれている。
一夏の中での自分は未だに中学時代にあった頃と変わらない子供なのだろう。国籍の違いで虐められていたあの頃のままだと。だが、母国に戻ってから自分は努力を重ね、成長した。一夏に守られていた貧弱な自分ではなくなったつもりである。その成長した自分を見せつけて、もう昔の私ではないことを一夏に示したいのだ。簡単に言えば“私はこんな女になった!だからお前も私を昔と同じ子ども扱いするのは止めて、私を一人の女として見てくれ!”という事だ。
だから一夏と組む選択肢はない。一緒に居たくもあるが、一夏の協力で優勝というのは鈴の思いに反するものだ。
「なら次はシャルかな・・・うん、タッグの相方としてはこれ以上なく心強いわね」
鈴は何度かシャルの練習する姿を見たことがある。あの改造ラファールの性能、高速切替を用いた多彩な実弾武器の選択。射撃の腕もISの扱いの上手さは流石代表候補生と言った所か。同じクラスでよく話をするから彼女の性格も少しは知っている。冷静な判断能力に加え察しが良くかなり寛容なため余計な気を遣わなくていい。
射撃中心の戦い方をするようなので後方支援を任せるには申し分ないパートナーだ。
「・・・だけど、肝心のシャルがいないのよねぇ〜」
彼女も相方を探しに行ったのか、将又別の理由なのかは知らないが、彼女の姿が教室内に見られなかった。今から探すのもいいが、生憎今日は自分も用事がある。
それは、自分のISである甲龍の第3世代兵器、“龍咆”の強化とユウの“新技”の手伝いだ。
アンノウン事件ではっきり分かったが、“龍咆”には衝撃砲を撃ち出す以外の運用方法がある。なまじ自国の技術だから思いつかなかったが、今まで砲身の形成にのみ使っていた空間圧縮技術を用いた全く新しい運用法があるのではと鈴は考えた。それを実行するために簪、ユウと3人共同で甲龍を改良したそれを今日テストすることになっているのだ。
「そうだ!簪に相方してもらおうかしら?あの子も射撃は得意だし何かと後衛向きよね」
マイクロミサイルに荷電粒子砲、接近戦用の武器も持っているから臨機応変に動ける。甲龍も遠近両方こなせるので案外面白い立ち回りが出来るかもしれない。
そう考えながらIS整備室の扉を開けた鈴の目に入ってきたのは・・・
「うふ、うふふふ、逃がさないよぉ・・・?君は僕とタッグを組むべきだ。いや!キミこそ僕の相方に相応しいよ!」
「いや、あの、待ち合わせが・・・」
「いいじゃないか待ち合わせなんて後でいくらでも埋め合わせが利くだろう!?さあ、僕と一緒に行こうよ!」
「え、そ
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