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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-24 meeting
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ろでまた、話をややこしくしそうな少女が、より具体的に表現するのであれば、燐夜の両隣にいるなのはとフェイトに被害が及ぶこともお構いなしに燐夜のもとへ駆け寄って飛び込んできた少女。
しかも、お世辞を抜きにしてなのはとフェイト並みの美少女が燐夜の胸に飛び込んできたのだ。


燐夜の胸に飛び込んできた少女の隣にいた銀髪の女性は、燐夜の顔を見て驚いていた。
まるで死んだ者が生き返ったような、そんな驚き方だった。


「あー……君の言う燐夜は俺であってるんだが、違う」
「……どういうことや? 私によぉ分かるように説明してや」


燐夜は目の前の茶髪の少女に、大体の理由を掻い摘んで大雑把だけど分かり易いように説明した。
それを聞いた目の前の茶髪の少女は大方事情を理解したのか、何回も頷いてくれた。それでも燐夜のひざから降りようとはしなかったが。そのせいなのか、なのはとフェイトの機嫌が若干悪い。その証拠に、さっきから抱き着いている腕にかかる力が強くなっている。


それを見て茶髪の少女は勝ち誇った顔をして二人を煽り立てる。
ここまで来て、燐夜はようやく違和感を感じ取った。目の前の茶髪の少女の名前を知らないということに。


「……悪いが、名前を知らないんだ。教えてくれないか?」
「えっ!? ……あちゃー、そうか。今の燐夜君は過去から来た9歳の燐夜君やから私の名前知らんのかー」


一瞬驚いて、すぐに納得した茶髪の少女は身軽に燐夜のひざからひょいと降りて再び燐夜と向き合った。


「改めて、初めまして。八神はやてです、はやてって呼んでな。これからよろしくお願いします」


そう小さく微笑みかける茶髪の少女――――はやてに燐夜は一瞬見とれてしまった。
あまりにも綺麗で、可愛くて、それでいて儚げなはやての微笑みに。
そんな燐夜を見て面白くないのがなのはとフェイトである。


――ギュッ


そんな擬音が聞こえそうなほどに二人は燐夜の両腕を抓る。
それ程痛くはなかったが、燐夜はその痛みを甘んじて受けとめた。


「――――ちょっとお取込み中のところいいかしら?」


燐夜を中心として、何かといざこざが起こっている。そんな中、リンディがそれを割って入るように言った。その声の方に燐夜が顔を向ける。
その場にいた全員が自分の方を見たことを確認すると、リンディは言う。


緊急出撃(エマージェンシー)よ」



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