戦闘校舎のフェニックス
第22話
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「氷の槍よ。フリーズランサー!」
俺の前に魔法陣が現れそこからコート全体に向けて氷の槍が連続して打ち出される。
全員回避に専念している。
だが、かなりの数が襲い、徐々に床全体が凍って行くため躱せなくなっていった。
最終的には自分の獲物に炎を纏わせて迎撃していたが少し被弾していた。
「よし!倍加完了だ。いくぜ!!」
「『Explosion!!』」
その辺りでイッセーの倍加が終わったようだ。
選手交代。イッセーが攻め、俺が援護する。
イッセーは舞台上からイルに向かって一気に飛び出した。
その速度に反応できないでいるイルの胸をめがけて掌打を入れて吹っ飛ばした。
「よくもお姉ちゃんを!」
その隙を狙ってネルがイッセーに向けてチェーンソーを振り下ろそうとするが
「やらせない」
二人の間を狙って氷柱を撃つ。
それを止まることで躱したが
イッセーの掌打が襲い、姉同様に吹き飛んだ。
「はっ!」
立て続けにミラがイッセーに突きを放つ。
俺とミラの直線状にイッセーが居るためすぐさま援護が出来ない。だが、問題ないだろう。
イッセーはその突きを躱すと左手で棍を掴み、右手で殴るようにして破壊した。
そして間を開けずにミラを突き飛ばした。
「いってー」
イッセーが右手を振るっている。
小猫の方も問題なさそうだ。
雪蘭は床に手を着いているが小猫は構えたまま様子を見ているようだ。
「こんな男に負けたら」
「ライザー様に怒られちゃう」
そういうと双子は立ち上がり、チェーンソーのエンジンを吹かす。
ミラも同様に折れた棍を二刀のように持ち、炎を纏わせた。
「もう許さない!」
「「絶対にばらばらにしてやる!!」」
三人はイッセー目がけて突撃した。
だがイッセーも何か仕掛けていたようで指を鳴らす構えを取り
「いくぜ!俺の新必殺技!『洋服崩壊』!」
その言葉と共に指を鳴らした。
すると
ババババッ!!
ミラとイル、ネルの三人の服が破け去った。
「「「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!!!」」」
三人はその場にうずくまりながら悲鳴を上げた。
その光景を見ながらイッセーは高笑いをしていた。
「フハハハハハ!見たか!これが俺の技!その名も『洋服崩壊』!女の子の衣服を吹き飛ばすイメージを延々と繰り返し妄想し続け、魔力の才能を女の子を裸にすることだけに使った結果だ!」
裸の女の子を見下ろしながら高笑いをする男。完全に警察が出てくる光景だ。
そして、努力の方向性を完全に間違えている。
まぁ、戦いの観点で言えば、相手の装甲を無くすと言うことで使えるし、相手の武器にまで及べば獲物を失わさせるということもできる。
だが、あいつは
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