Mythologie et l'histoire et la legende
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
『...それはどれだけ昔かも分からない、とてもとても古い物語...。』
ここ、ビフレスト島には最初は人はいなかった。
そこに雲がやってきて、その雲は何一つない原初の島に雷を落とした。
雷の落ちた場所に、一本の苗木が生まれた。
その木は何万年という時間を経て、天界まで伸びた。
しかしあまりに成長しすぎた木は、自分の体重を支えきることができずに倒れた。
その頃、倒れた木の先端のあたりにも小さな島があった。
倒れた木はその島に苗木を委ね、枯れた。
苗木は最初の木とおなじように育ち、そしてまた倒れた。
しかし今度は倒れた所に島はなかった。
倒れた木はそのまままっすぐ枝を伸ばし続け、ついにもう1つの島へとたどり着いた。
そして木はその島に苗木を委ね、枯れた。
その島でも苗木は同じように育ち、同じように倒れた。
倒れたその先はビフレスト島の最初の木の根のあったところ。
こうして、3つの島は結ばれた。
それから何億年と過ぎ、天空でこの様子を見ていた者が地上に生命を与えた。
地上に創られた生命は自然に守られ育ち、考えるようになった。
陸についての知識を得たその者は、2番目の島に住み、子供を創った。
そして子供に自分の持つ知恵を分け与え、死んだ。
おなじ頃、天空でこの様子を見ていた別の者が別の場所にまた生命を与えた。
そこに創られた生命も自然に守られ育ち、考えるようになった。
海についての知識を得たその者は、3番目の島に住み、子供を創った。
そして子供に自分の持つ知恵を分け与え、死んだ。
しかし原初の島、ビフレスト島に生命を与える者はいなかった。
2番目と3番目の島は、最初の生命とその子供達の手によって開発され、領土を広げた。
だが両方の島が接触するほどの近さまで領土を広げたとき、2つの島の間で戦争が起こった。
天空の者達はこの状況をいけないと思い、2つの島を離し、間に強い海流を作った。
そのおかげで2国は海流に抗う技術を作るのも無駄だと思い、自分達の島の中だけで開発を進めた。
あるときどちらかの国の夫婦が海流に飲まれた。
彼らはそのままビフレスト島に漂流した。
そこには彼らの持っていた文明などというものはなく、自然そのものだった。
しかし生きなければならない。彼らはその島の開拓を始めた。
そしてその様子を島中の石に刻んだ。
しかしあるとき、細かい石に刻むことの効率の悪さに気づき、大きな石を探し始めた。
そして彼らが見つけたのは海岸沿いにあった洞窟だった。
彼らはそこの壁に文字や絵で生活の様子を書き表した。
子供や自分達が死んだ後に漂流した者にここの歴史を伝え
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ