時宮遭遇
Trick46_は〜い☆ ニシオリ君☆
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「今、お互いに初対面だと言ったはずですが?」
「それじゃなんで仲よさそうなのよ!? それになんか初めましての言い方が形だけっぽい!」
「やっぱり〜、2人の運命力かナ☆」
「本当に・・・つーちゃんといい、友さんといい、食蜂さんといい、
何で機関の人間は話を聞かないんですかね」
信乃は呆れたように溜息をついた。
「あ! あんた! 今の話、聞いていたの!?」
御坂は気付いたように叫んだ。常盤台中学の襲撃事件は一応は内緒ということにしている。
信乃が話していたのはは一般人には聞かれてはいけない内容だ。
「バッチリ☆」
「「・・・・(汗)」」
「大丈夫ですよ。
元々、食蜂さんには報告する予定でしたから」
「「え!?」」
聞かれたことに気まずそうに沈黙していた2人を信乃が意外な言葉を出した。
「信乃にーちゃん、それってどういうこと?」
「残念ながら、これ以上は御坂さん達には教えられません」
「そうよ、私達2人だけの ヒ・ミ・ツ☆」
「・・・・食蜂さん。誤解を招くような言い方はやめてもらえませんか?」
「恥ずかしがること無いんだゾ☆」
「・・・・・。
はい、これが事件時のレポートです。
もし疑わしいと思う内容がありましたら、つーちゃんに裏付けをしてください」
「わかったわ。というよりも確認するまでもな感じねェ」
パラパラと資料をめくりながら食蜂は資料の正確さに驚いたというよりは呆れたように呟いた。
「食蜂、なんであんた、事件の日に学校にいなかったのよ。
あんたがいたら、もう少し被害が少なかったはずよ!!」
「ざんね〜ん☆ わたし、あなたと違って暇じゃないのよねぇ。
その日も機関から呼び出されて学校休んでいたのよぉ」
「機関?」
御坂の疑問を無視して資料を読み進め、そしてめくる手を止めた。
「見事ね。あなたの凡人な見た目力に反して解析力はすごいわぁ」
「お褒め頂き恐縮です。
しかしその見た目力と同じで私は凡人ですよ。
人の技をバクり、劣化コピーするしかできない、そんな人間です」
信乃には珍しく、本当に、本当に寂しそうに呟いた。
「はぁ〜、これが友様と水様が迎え入れようとしているニシオリ?
能力はあっても精神に問題ありねぇ。
いっそ私の改竄力でどうにかしようかしら?」
不意に、食蜂は持ち歩いてるカバンからリモコンを取り出した。
このリモコンこそ彼女の能力において引金となる道具。
武器を取り出したのと同等の意味があった。
「あんた! 信乃にーちゃんになにするつもりよ!!?」
「そんな
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