暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
時宮遭遇
Trick46_は〜い☆ ニシオリ君☆
[1/8]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


事件から1ヵ月。

常盤台中学は緊急閉鎖された。

生徒たちは自宅待機。あの事件後であればまともに通学できる生徒も少ない。
一部トラウマを受けた者もいた。

生徒がいない1ヵ月、神理楽(ルール)を中心に襲撃犯についての
調査、そして事件の隠蔽作業が行われた。

常盤台中学を襲撃してきたのは絵鏡(えかがみ)キュモール。
財力の世界を支配する、一家の一人だ。

表の世界どころか、全ての分野(せかい)に知られ知られないように
全力で隠蔽された。


そして閉鎖が解かれたのは8月に入った本日。
急遽に終業式が執り行われた。

閉鎖で臨時休校となっていたが、夏休みに入るのであれば、連絡事項などのために
強制ではない登校指示がこの1日だけ出された。





「あ〜、いい天気だ」

そんな常盤台中学の屋上。

未だ警戒体勢にあるこの学校に生徒と教師以外の人間が寛いでいた。

言わずと知れた事件解決の功績者、西折信乃。

登校指示は生徒ではない信乃には適応されていない。

だが、ある人物達に事件の詳細と後始末経過を知らせるために来ていた。


その人物を待ちながら信乃は考える。

なぜ常盤台が襲われたのか、信乃は考える。

第一の事件
  表の世界の殺し屋をたかが3人だけで襲ってきた。
  平和ボケしている日本の、ヌクヌクと育ったお嬢様を相手にするにしても
  弱すぎる。
  ここはレベル3以上の超能力者が集まる学校。特に御坂美琴は戦闘向きの
  能力。それをたった3人、戦力としては中途半端だ。


第二の事件
  絵鏡・・・なんだっけ名前? とりあえずゴミ屑(笑)と仮名しよう。
  こちらは戦力を入れ過ぎていた。そして隠密らしい行動は一切ない。
  ゴミ屑(汚物)の脛かじりな性格を考えて、自分が騒動を起こしても
  絵鏡が隠蔽してくれると考えたからだろうか?
  まぁ、ゴミ屑(害虫)のことは一端忘れよう、一生忘れよう。
  考えるべき問題はゴミ屑(雑菌)が言っていた言葉。
    『常盤台(ここ)の生徒はその人に出来るだけ無傷で渡す約束なんだ』
  ≪その人≫は言うまでもない、あいつのことだろう。



    ハラザキ


信乃が追い求め、殺すと決めた存在。


血塗れの自分は美雪に絶対に会いに行かないと堅く誓っていた。
その誓いを破り信乃はここにいる。


全てはハラザキを見つけるために。



だが、解せない。

絵鏡が言っているあいつが、本当にハラザキのことだとしたら
何故こんな中途半端なことをした?

あいつは頭は二重の意味でキレている。

異常な考え方を持ち、異常な頭脳を持っている。
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ