暁 〜小説投稿サイト〜
あたたかいもの
燃える心。

[8]前話 [2]次話
心が燃えている。

爆発している。

メラメラと、焔をあげて。

どこまでも、どこまでも激しく、激しく。


それは目には見えない。

みえないけれど、ここにある。


わたしの胸の、奥ンとこ。

わたしの頭の、中のなか。


言葉の焚き木を材料に。

音のない言葉を材料に。


それは文字。

時には筆をとり、

時代が時代ならキーを打ち。


燃える心の情熱が、

パチパチと、カチカチと。


わたしの指を動かすんだ。

わたしの頭をまわすんだ。


心がある。

言葉には心がある。

体中に巡る。

血のようなものだ。


全身を心の炎が駆け巡る。

そうしていま、その火はようやく穏やかになった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ