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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0389話
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に全国放送か?」

 そんな俺の質問に、マイクを持った女は残念そうに首を振る。

「いえ、残念ですが諸般の事情で今日のインタビューが流れるのはキズクモのみとなっています。私としてもアクセル選手と自称ナギ選手のやり取りには期待していたのですが……」

 俺とナギのやり取りは、少なくてもこのキズクモにおいてはかなりの注目を受けている。それは恐らくナギ……の振りをしたネギがいるグラニクスも同様だろう。つまり俺とネギがマイクパフォーマンスをすればする程視聴率が上がる筈なのだ。
 ……まぁ、現実世界のTV局と一緒という訳じゃないんだから、視聴率という概念が無い可能性もあるが。
 それでも市民、住民、観客達が俺達のやり取りに注目しているのは間違い無いだろう。そんな中で全国放送にしないとなると……何かあったか?

「それでは最後に何か一言お願いします」

 渡されたマイクを手に、この映像が流れているのがキズクモだけならレイジングとの約束を果たすのはちょうといいと判断する。

「あー、レイジング、聞こえているか? お前の協力のおかげで無事にここまで勝ち上がってきた。また機会があったら寄らせて貰うから面白そうなマジックアイテムがあったら用意しておいてくれ」
「レイジング、というのは?」

 俺の言葉を聞いてインタビュアーが不思議そうに尋ねてくるが、さすがに余り流行っていない魔法店については知らなかったか。

「レイジング魔法店という店の主人だ。ちょっと厄介事が起きた時に助けて貰ってからは贔屓にしている」
「魔法店ですか。よろしければどんな物を買ったのか聞いても?」
「一番大きな買い物だったのはダイオラマ魔法球だな。おかげで訓練をする場所で困る事はなくなった」
「……ダイオラマ魔法球、ですか。かなり高額だと聞いてますが……」
「確かに高かった。だが、何よりもダイオラマ魔法球を取り扱っている魔法店がレイジング魔法店しか無かったというのも大きいな。店主は一種の趣味人に近いが、それだけにマイナーな商品も取り扱っているのが嬉しい所だ。実際俺が買った魔法球も値段に相応しい性能を持っていたしな」

 さて、約束の店の宣伝はこのくらいでいいだろう。

「さて、インタビューはそろそろいいか? ここでも次の試合が詰まってるんだろう?」
「あ、はい。そうですね。では、勝利者インタビューはこの辺で終了とさせてもらいます。今日はどうもありがとうございまし」

 ペコリと頭を下げて、スタッフ用の出入り口から出て行くインタビュアー。その後ろ姿を見送ってから、俺もまた選手用の出入り口から出るのだった。

「お疲れ様です」

 そして出た先には当然とばかりにリュボースが俺を待っているのだった。

「あんな具合で良かったのか?」
「はい。
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