潜入せよ!エバルー屋敷
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な会話をしている間にも、ナツは扉をノックしていた。
「どちら様で?」
「魔導士ギルド、フェアリー・・・」
「!しっ!静かに!すみません・・・裏口から入っていただけますか?」
「先ほどはとんだ失礼を・・・私が依頼主のカービィ・メロンです。こっちは私の妻」
「美味そうな名前だな」
「メロン!」
「ちょっと!失礼よ!」
「すんません、こいつ等が失礼を・・・」
「あはは!よく言われるんですよ」
ナツとハッピーの失礼すぎる発言をルーシィが注意しアルカがカービィに謝罪するが、本人は気にしていないようだ。
「まさか噂に名高い妖精の尻尾の魔導士さんがこの仕事を引き受けてくれるなんて・・・」
「そっか?こんなうめぇ仕事、よく今まで残ってたなぁって思うけどな」
「しかもこんなお若いのに。さぞ有名な魔導士さんなんでしょうな」
「ナツは火竜って呼ばれてるんだ」
「オレは、別に有名なんかじゃ・・・」
「おお!その字なら耳にしたことが」
そんな会話を終えると、カービィがゆっくり口を開く。
「仕事の話をしましょう」
その言葉に全員が気を引き締める。
「私が依頼したい事はただ1つ。エバルー公爵の持つこの世に一冊しかない本『日の出』の破棄又は消失です」
「盗って来るんじゃねぇのか?」
「実質上他人の所有物を無断で破棄する訳ですから、盗るのと変わりませんがね・・・」
「驚いたぁ・・・あたし、てっきり奪われた本かなんかを取り返してくれって感じの話かと」
「だが、20万払ってまで消したい本なんて・・・カービィさんにとって、その本は何なんですか?」
アルカの疑問にカービィは黙り込む。
そんな姿をアルカは鋭い目で見ていた。
「どーでもいいじゃねぇか。20万だぞ、20万!」
「いいえ・・・200万Jお支払いします。成功報酬は200万Jです」
「はぁっ!?」
「にっ!?」
「ひゃ!」
「くぅ!?」
その言葉を聞いて、上からアルカ、ルーシィ、ハッピー、ナツが驚く。
「なんじゃそりゃあああああっ!」
「おやおや・・・値上がったのを知らずにおいででしたか」
「200万!?ちょっと待て!4等分すると・・・うおおおっ!計算できん!」
「簡単です。オイラが100万、ナツが100万、残りはルーシィとアルカです」
「残らないわよっ!」
「お前らなぁ・・・1人50万Jだろ」
はぁ、と溜息をつくと、アルカはカービィに向き合う。
「だが、どうして突然値を上げたんですか?20万でさえつり合わないのに、10倍なんて・・・」
「それだけどうしてもあの本を破棄したいのです。私はあの本の存在が許せない」
意味
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