潜入せよ!エバルー屋敷
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一方、ギルドでは。
「あれ?エバルー屋敷の一冊20万Jの仕事・・・誰かにとられちゃった?」
「えぇ・・・ナツがルーシィとアルカを誘って行くって」
「あーあ・・・迷ってたのになぁ・・・」
残念そうにそう呟くのはギルドのチームの1つ『シャドウ・ギア』の『レビィ』。
その後ろにいるのはチームメイトの『ジェット』と『ドロイ』。
「レビィ・・・行かなくて良かったかもしれんぞい。その仕事・・・ちと面倒な事になってきた。たった今依頼主から連絡があってのう」
「キャンセルですか?」
「いや・・・報酬を200万Jにつり上げる・・・だそうじゃ」
その言葉にギルドの面々が一気に驚愕し、ざわつく。
「10倍!?」
「本1冊で200万だと!?」
「な・・・何故そんな、急に・・・」
「討伐系の報酬並みじゃねぇか・・・一体、どうなってんだよ・・・」
「ちィ・・・おしい仕事のがしたな」
ざわざわとギルド内がざわつく中、カウンターに座って煙草を吸っていたグレイがにやりと笑う。
「面白そうな事に・・・なってきたな」
「言ってみれば、随分と簡単な仕事よねー」
シロツメ行きの馬車の中、ルーシィが口を開いた。
「あれ?嫌がってた割には結構乗り気?」
「トーゼン!何てったってあたしの初仕事だからね!ビシッと決めるわよ!」
ぐっとガッツポーズをとるルーシィ。
「要は屋敷に潜入して本を一冊持ってくればいいだけでしょ?」
「スケベオヤジの屋敷にな」
「そう。スケベオヤジ。こー見えて、色気にはちょっと自信あるのよ。うふん♪」
「ネコにはちょっと判断できないです」
「ミラの方が色気スゲーぞ」
お色気作戦で1000Jしか値切れなかったのはどこの誰だっただろうか・・・。
「言っとくけどこの仕事・・・アンタ等やる事ないんだから、報酬の取り分7・1・1・1だからね」
「ルーシィ1でいいの?」
「んじゃあオレが7な」
「あたしが7よ!」
今回の依頼は金髪のルーシィが活躍するであろう。
その為ルーシィは報酬の取り分を自分が多くなるように決めたのだが、ハッピーとアルカには違う聞こえ方をしたようだ。
「ちょ、ちょっと待て・・・オレ達、もやる事・・・ある・・・」
「何よ」
馬車移動の為酔っているナツが口を開いた。
「捕まったら助けてやる」
「そんなミスしません」
「って言ってる奴が絶対捕まるんだよな」
「魚釣りでもね、エサは無駄になる事多いんだよ」
「あたしはエサかいっ!」
「着いた!」
「馬車には二度と乗らん・・・」
「いつも言ってるよ」
その頃、ナ
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