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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
激突!一夏&箒VS銀の福音
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「この力さえあれば、一夏の隣を歩ける!一夏を元に戻せる!!」
箒は銀の福音と接触するために一夏とともに出撃し、海上を凄まじい速度で飛行していた。一方の一夏は獣化をして、水面を箒以上の速度で走っていた。いや走っているというよりも海面ギリギリをまるで滑るように動いている。箒はそんな一夏を見下ろしながら手に入れた力、紅椿に陶酔していた。この力があればどんな相手だろうと負ける事は無く無敵の存在になれるというと思い込んでいた。そんな考えをしている箒を、一夏は嫌った。
世界に無敵というものは存在しない、完全無欠が真の意味で無敵。そう考えている一夏、だがその無敵になってしまえば人ではなくなるとも思っている。
「・・・あれか」
きらりと光る何かが見えた。全身が白く輝く白銀のボディ、背部にまるで翼を思わせるような物、あれこそ今回の目標『銀の福音』
「あれか、銀の福音は」
「私が先に仕掛けさせてもらうぞ!」
箒は一夏の返答など聞かずに真っ向から突っ込んでいった。一夏は呆れて物も言えなかった。何処まで自分勝手なのかと完全に脱力していた、それに福音は完全に箒を標的にしているようだし。一夏は折角だから篠ノ之 束が作り上げた最高傑作というISの性能を見る事にした。
箒は右手に
雨月
(
あまづき
)
、左手に
空裂
(
からわれ
)
と名称された刀を持って福音へと突撃していく。福音は銀に近い白いボディを翻して箒の斬撃をさらりと踊るように避けてみせる。避けられても直ぐに空裂を、自分から距離をとろうとしている福音に向かって振り下ろす。空裂からエネルギー刃が放出され、福音へと向かっていく。
「どうだ!」
箒はこれで倒せたっという何故の自信で溢れていた。が、斬撃は福音に命中する前に福音が手で虫を払いのけるようにして無力化してしまった。箒は驚きながらも、な、中々やるな!っと言い訳しながら雨月を福音に向けて突き出した。その時雨月からレーザーが飛び出して福音へと向かっていく。
一夏は紅椿には中々いい評価をしていた。攻撃力自体は低いわけでもなく基準としては高い物だろう、一対多での中距離戦闘にも適している点でも中々の高性能機だ、だが使い手が未熟すぎる。箒は紅椿のスペックを十分に発揮出来ていない。太刀筋も力任せすぎて荒すぎる。これでは高性能機も宝の持ち腐れだ。
「そろそろ手を出させてもらうぜ」
一夏は水面を強く蹴って大ジャンプして一気に福音と同じ高さまで、飛び上がった。福音はいきなり下からの飛んできた獣に驚いている。一夏はそのまま福音の頭部と右腕を強く掴みかかる。爪は装甲に突き刺さり、皹を入れる。
「沈めぇ!!」
一夏は強く力をこめて福音を海面目掛けて投げつけた。福音はとんでもない力で海面へと投げつけられ、その際にかかるGに指一本でさえ動く
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