暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0388話
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ても20歳過ぎの俺と15歳のあやか達。……微妙な所ではあるが、あやか達が20歳になった時の事を考えればそうおかしくはない……か? いや、それ以前にあいつ等に本格的に手を出したりしたらレモン達にどんなお仕置きをされるか分かったもんじゃない……
 背筋に一瞬だけゾクリとした何かを感じたが、それを意図的に無視して何とかロリコンハーレムのダメージから抜け出す。

「別にそんなつもりは無い。こっちにしても色々と訳ありでな。それよりも用がないのならそろそろ控え室に入ってもいいか?」

 そう言って、控え室のドアに手を付けたその時。

「訳ありですか。確かに賞金首というのは訳ありに入るでしょうね。しかも150万ドラクマ」

 その、何でも無い事のようにさらりと告げられた内容が耳に入ったその瞬間。殆ど反射的に手を伸ばして女の首をその手で掴み取っていた。
 俺の握力があれば人の肉くらいは造作もなく毟り取れる。そうでなくても、ナギ・スプリングフィールド杯に参加している拳闘士達なら女を1人殺すのはそう難しい話ではない。
 闘技場のスタッフとして働いている筈の女は、誰よりもそれを知っているにも関わらずいつものように無表情なままだ。……そう。正真正銘、自分の命を俺に握られているというのに。

「お前は、誰だ?」
「以前から仰ってるように、闘技場のスタッフの1人です」
「ただのスタッフが年齢詐称薬を使って、尚且つ指名手配されたのとは全く違う今の俺を見て何故賞金首だと特定出来た?」
「……」

 その質問には無言で返す女。
 それを見た俺は、徐々に首を掴んでいる右手へと力を入れていく。

「もう1度聞く。何故俺の正体を知っている?」
「……ゴホッ、MMのデータベースに侵入して調べてたからです」

 喉を掴んでいた力を少し弱める。
 にしても、MMのデータベースに侵入? こっちには基本的にファンタジーの世界でコンピュータとかは……あ、いや。違うな。まほネットとかがある以上はある程度のコンピュータ的な物があってもおかしくはないのか。

「当然そんな真似をしたのが知られればお前も無事では済まないというのに、何故そんな危険な真似をした?」

 少なくても、賞金稼ぎに俺の情報を流す為という単純な理由ではないだろう。何しろ、MMのデーターベースに俺の情報が乗っていたとしてもそれはあくまでもアクセル・アルマーという人間の情報であって、現在の魔族とも半魔族とも取れる今の俺の容姿で同一人物だと理解出来る筈は無い。いくらフェイトとMMが繋がっているとは言っても、俺の異形化に関して知ってる者は極少ないのだから。

「確かに今の貴方の姿から、手配写真のアクセル・アルマーが同一人物だと気が付く人は少ない……いえ、殆どいないと言ってもいいでしょう。ですが
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