暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第146話】
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
たバックスピンキック。

 流石に何度も質量差のある攻撃を受けたためか、福音は力無くきりもみしながら海面へと落下、落ちた所から激しい水柱を立ち上げた。


「……やり過ぎたか?やはりクサナギだと威力が高過ぎるか……?」



 呟きは、静寂が訪れたこの空域に吸い込まれるように――次の瞬間、海面が吹き飛ばされた。


「……成る程、とことんやりあいたいって訳か。――『第二形態移行(セカンド・シフト)』、初めてその変異を見たな、これが」


 徐々に高度を上げていく福音は、自らの身体を抱くように踞り、破壊した筈の翼が新たに生え、機械質な翼が、エネルギー翼になった為か生物的な印象を与えた。

 更に、第二形態移行した結果か、破損した装甲は元に戻り――シールド・エネルギーも回復しているようだ。

 一瞬だった。

 福音が突如間合いを詰め、復元した装甲の至るところから小さなエネルギー翼が生え、 密度の高い小型の光弾による弾幕が零距離から放たれ――クサナギの表面装甲に刺さるや幾重にも爆ぜていく。


「ぐぅっ……!?この衝撃、並みじゃないなッ!!」


 爆煙をかき消す様に左腕を振るう。

 それと同時に掌から高密度ビームを射撃――凪ぎ払う様に振るうと福音はそれに反応するのが遅れ、装甲が焼かれていった――。


 この時、花月荘では代表候補生達が俺の単独出撃に気づいた時だった……。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ