第二十四話 そのベッドは俺のだぞ
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た。
「それに勝てばさらに戦火は拡大するだろう、同盟にとっては勝っても負けても地獄だ」
勝ってはいけない時に勝ったのだろうか? イゼルローン要塞攻略は間違いだったのだろうか?
『シトレ、良く聞いて欲しい』
「何だ」
『出来るだけ損害を小さくして負けてくれ』
「……負けろと言うのか」
レベロが泣き出しそうな表情をしていた。
『軍人の君にこんな事を言うのは酷い事だと分かっている。だが勝てば君の言う通り戦果は拡大する、財政破綻は確実だ。そして大敗すれば同盟は悲惨な状況に陥るだろう。財政破綻もだが人的損失が痛い、ホアンは社会基盤の維持が危機的状況に陥るだろうと言っている』
「……」
『頼む、シトレ……』
「……ビュコック司令長官に話してみよう」
『済まん……』
責任は取らざるを得まい、あの出兵案を出したのは私だ。ならば私が指揮を執るべきだ、ビュコック司令長官には後ろに退いてもらおう……。
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