第四十話 二学期のはじまりその二
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「モトを取ろうと思うと」
「かなり」
「まあね」
二人で話す、だがここでだ。
琴乃はあることに気付いた、その気付いたことはというと。
「味もね」
「味がよかったらっていうのね」
「半分の五個でもいいかなってね」
こう言うのだった。
「そう思うけれどね」
「あのお店の味はね」
「確か結構よかったわよね」
「ええ、美味しいわよ」
そうだというのだ。
「パンもハンバーグもいいから」
「お野菜も新鮮だしね」
「じゃあ五個でもね」
目標の十個の半分でもだというのだ。
「モトは取れるわね」
「そうよね」
こう二人で話す、そして部活の時に二人でプラネッツの他の三人に対してにこやかに笑ってその店のことを話したのだった。
「どうかしら、部活の後でね」
「行かない?ハンバーガー食べ放題」
「それで皆で食べない?」
「かなりいい感じよ」
「ハンバーガーなあ、いいな」
美優が最初に応えた、しかも賛成である。
「それじゃあな」
「美優ちゃんは賛成なのね」
「ああ、あたし結構好きなんだよ」
そのハンバーガーをだというのだ。
「沖縄にいる頃からな」
「そうなの、それじゃあね」
「丁度いいわね」
琴乃だけでなく彩夏も美勇のその言葉に笑顔で応えた。
「一緒に行ってね」
「それで食べましょう」
二人の中に美優がまず加わった、そしてだった。
次は里香だった、里香は琴乃に怪訝な顔で問うた。
「メニューはわかるの?」
「食べ放題のメニュー?」
「ええ、それはどんな感じなの?」
「何でもあるわよ」
彩夏が微笑んでその里香に答えた。
「ハンバーガーならね」
「そうなの」
「普通のハンバーガー意外にも」
その他のハンバーガーはというと。
「チーズバーガーもあればダブルバーガーもね」
「あっ、その二つもなの」
「それとビッグマックもね」
二段重ねのそれもあだというのだ。
「あるわよ」
「そう、それじゃあね」
「里香ちゃんもなのね」
「ええ、一緒に行かせて」
こう二人に言う。
「是非」
「よし、じゃあこれで四人ね」
「これだけね」
「そうね、それじゃあね」
こう話してそしてだった。
最後に景子がだ、二人にこのことを尋ねた。
「飲み物はどうなの?」
「フリードリンクよ」
琴乃が答えた、
「そっちもね」
「じゃあ飲み物もなのね」
「そう、心配いらないから」
それも全くだというのだ。
「安心してね」
「ええ、わかったわ」
「じゃあ景子ちゃんもね」
「勿論よ」
にこりと笑ってその琴乃に応えた。
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