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プリテンダー千雨
修学旅行編
第八話
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任されております。」

「近衛の護衛?その割にはあまり一緒に居る所を見た事が無いぞ。」

「わ、私がお嬢様に近付くなど!そんな恐れ多い事です!!私は影からお嬢様を守る事が出来ればそれで・・・」

何言ってんだこいつ。それじゃ護衛が成り立たないだろ。

「でもまあ、お前も関係者って事は私の正体も知ってんだろ。」

「はい。」

まあ、この前父さんが学園長と同盟を結んだって言ってたから当然か。

「それで、長谷川さんにもお嬢様を守るのを手伝ってもらいたいのですが。」

やっぱそうきたか。でもな・・・

「悪いけど、今は先生達を手伝え無いな。」

「ええ!?どうしてよ千雨ちゃん!!」

私が断ると、神楽坂が文句を言ってきた。

「先生達に魔法使いとしての役目があるように、私にはサイバトロンとしての役目があるんだよ。」

「どう言う意味よ。」

「旅館の近くにデストロンが居るんだ。」

私がそう答えると、先生達は驚愕する。すると、先生が慌てながら確認してきた。

「デ、デストロンって確か悪いロボット達でしたよね!」

「ああ、そうだ。」

「それ大丈夫なの!?」

「神楽坂。大丈夫かどうかはこれから見に行くんだよ。探知機じゃ居場所しか分からないからな。」

「あ、そっか。」

「と言う訳で、私はこのまま行くから、近衛の方は頼んだ。」

「分かりました。千雨も気を付けて下さい。」

「ああ、分かってるよ。」

そして先生達に見送られ、私は旅館を出たのだった。


続く

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